秋を表す果物「柿」
実は育てやすくて家庭果樹として
お勧めされる果樹の1つでもあります。
実のなる樹木は見ていても楽しく、
実った時の嬉しさはひとおしです!
今日は柿の育て方について、ご紹介しましょう。
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柿の育て方!種から育てるには?肥料は?
柿の育て方はまず、
種から育てるのは容易ではありません。
実際に種を植えて実がなるまでに
6~8年かかり、さらには
食べた品種と同じ品種が実るということがありません。
柿は雑種性が強く、元々の親とは
異なる形質になりやすいのが特徴です。
同じ甘柿同士で受粉が出来なければ、
同じ物が実らないものです。
その為、種から育てた柿には不完全甘柿か、
渋柿になる可能性が非常に高いとされてるため、
苗木で売られているのが殆どです。
苗木で育てる場合、
植え付けは11月中旬~12月。
もしくは3月に行い、
60~70cmの高さで切り返して植えます。
柿は本来、暖地の果樹で、
甘柿は渋が抜けるのに温度が必要とされるため、
関東地方より西の暖地で栽培するのが適しています。
寒冷地で育たない事はありませんが、
渋柿になりやすく、渋柿は寒さに強い性質があります。
寒冷地で「干し柿」が作られるのは、
そのままでは食べられない渋柿を
美味しく食べるための智恵ってことですね!
肥料は12月に有機肥料、
7月と収穫後の10月頃に化成肥料を与えます。
鉢植えでの柿剪定は?挿し木は必要??
最近では鉢植えにし、
コンパクトに育てて楽しまれている方も
多く見受けられる様になりました。
鉢植えでは水やり・追肥・剪定がポイント!
また、増やしたい場合に挿し木を行いますが、
後々、植え替えが必要になります。
鉢植えの場合には
特に挿し木は必要ないと言えます。
剪定は、1月頃に行い、
主になる3~4本程度の枝を残します。
その後、毎年、先端の1/3程度を
切り詰めて行き、側枝についた
1~2個の花芽を残して先端を切り戻します。
枝が混んで来たなと思ったら、
交差している枝や平行に伸びている枝を
切って、樹の中に日光が当る様にします。
こうした作業を行うことで、
コンパクトな型値を維持しつつ
実が成る様になります。
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柿の摘果の時期とやり方は?
毎年、柿が実を付ける様にするには、
『摘蕾』と『摘果』を行います。
摘蕾は5月頃に行い、
蕾の柄が柔らかい時期に行います。
1つの枝に2個付いた蕾は1つに!
3個以上付いた蕾は1~2個になる様に、
大きい蕾を残しておきます。
また、雄花は受粉に必要であるため、
摘み取らない様にしましょう。
生理落下が落ちつく7月上旬~中旬頃に、
葉15~20枚に対して1果となる様に
摘実を行います。
変形した実や害虫にくわれている実、
上向きのものを摘果し、
ヘタと果実が大きな下向きのもののみ残します。
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