日本には季節に応じた
季節のお便りを出す風習がありますね。
新年には年賀状
それがすぎたら寒中見舞い。
では春の始まり、
まだ冬の寒さも残しつつ
春の温かさも感じられる季節に送る
『余寒見舞い』とはどんなお便りなのでしょうか?
いつ頃から出すものなのか?
余寒見舞いについてご紹介します。
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余寒見舞いとは?時期はいつからいつまでに出すもの?
1年のうちで一番寒い季節である寒の内、
1月5日頃から節分の2月3日の翌日、
「春分の日」を境に送る季節のお便りです。
意味としては暦の上では温かな春を迎えたけれど、
まだ寒さが続く事の意味をさします。
いつまで出すという決まりはありませんが、
一般的に2月末までと言われています。
3月の初め頃、まだ寒い場合には使っても良いですが、
温かく感じられれば次第に使わなくなると思います。
温かくなるのが早い南側へ送る場合には
地域の季節感は変わるので使い方を
考える必要は出て来ると思います。
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余寒見舞いと寒中見舞いとの違いは?喪中の場合は?
寒中見舞いと余寒見舞い、
文字から見ても解ると思います。
「寒中」とは寒の内とよばれる「小寒と大寒」
この間に出す挨拶です。
寒中見舞いは松の内である
1月1日~1月7日が明けた後より
立春前までの間に出します。
喪中などで挨拶が出来ない場合は
寒中見舞いの期間に出すのがマナーです。
寒中見舞いも余寒見舞いも用途としては、
喪中の方への新年の挨拶状や、
年末に不幸があり欠礼ハガキが間に合わなかった場合
寒中もバタバタとしてしまいがちでもあるので
余寒見舞いの期間までにご挨拶をかねて
送る期間として用いられます。
年賀状を送り損ねた場合には、
早めの寒中見舞い期間に出した方が
いいかもしれませんね。
余寒見舞いの例文は?
まずは冒頭
「余寒お見舞い申し上げます」
から始めるのは他の季節の挨拶と同じです。
色々な状況で送る内容も異なると
思いますが、暦は「春」であり
寒さがまだ残る様な文章で書き出し、
自身の近況報告から相手の事を気遣う内容
そして相手を想う言葉で進めてゆくと
筆が進みやすいと思います。
・例文
余寒お見舞い申し上げます。
暦の上では春を迎えましたが、
まだまだ寒さが続いております。
皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
おかげ様で新しく年を迎え家族一同
無事に暮らしております。
余寒厳しい時期でもございます、
どうぞお健やかにお過ごしくださいます様
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
余寒お見舞い申し上げます。
暦の上では春を迎えましたが、
まだまだ寒さが続いております。
皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
おかげ様で新しく年を迎え家族一同
無事に暮らしております。
余寒厳しい時期でもございます、
どうぞお健やかにお過ごしくださいます様
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
喪中で欠礼ハガキが遅れてしまった場合などは、
自身の近況の部分へ事情を記載し、
年末年始のご挨拶を控えさせていただいた旨と、
お知らせやご挨拶が遅れた事を
お詫びする分を入れればよいと思います。
なお、余寒見舞いに「立春大吉」と書いて
出す方もいらっしゃいます。
前日の節分で追い出した鬼が戻って来ない様に
寺などの門に立春の朝に付けるお札ですが、
文字からも春を感じさせ平穏無事に過ごせる様に
相手を想う事より記載するのもいいですね。
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