擦り傷が化膿した!
いわゆる細菌感染した状態で
どうにか自宅で治療する方法を考えると思います。
ガンガン消毒した方がいいのか?
今言われる湿潤治療がいいのか?
もしかしたら化膿じゃないかも!?
そうした擦り傷の化膿についてお話しようと思います。
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ラップのせいで擦り傷が化膿!?熱や腫れがある場合は?
最近、擦り傷を治す方法として
ラップや、キズパワーパッドを使った
湿潤治療が薦められています。
しかし、この湿潤治療をしていたのに化膿した!
という声が聞こえる事があります。
まずは傷口周辺の状態を観察してください。
・傷の周辺が赤く炎症を起こしている
・腫れ・痛みがある。
・熱を持っている
こうした症状が無い場合は化膿ではなく、
滲出液が治療をしている段階です。
1度傷口を乾燥させてしまった後に
湿潤治療を行った場合に見られるのですが、
実は、かさぶたになりかけのものが
湿潤治療により溶けた状態です。
そのまま湿潤治療を続けても
問題は無いといえますが、
痛みや腫れがある場合には
化膿止めを塗るなど必要と言えます。
湿潤治療時のラップの交換の際には
水洗いのみ行えば細菌は流れて行きます。
かさぶた跡を消す方法!
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擦り傷が化膿した場合はゲンタシンとオロナイン、どっちがいいの?
ゲンタシンもオロナインも擦り傷によい!
といった薬としてあげられます。
しかしこの薬の違いはご存知ですか?
・ゲンタシン
アミノグリコシド系の抗生物質
・オロナイン
クロルヘキシジングルコン酸塩の殺菌作用
化膿という状態は傷を治す為に働く
白血球と細菌が戦い、膿は白血球の残骸です。
殺菌は悪さをする菌に働きかける他、
傷を治そうとしている細胞をも殺してしまうため、
逆に傷口に傷を付けて
痛めつけてしまう状態にあります。
そこで菌の増殖を抑えて傷の感染症を
治療するにはゲンタシンの方がよいとしています。
ただ、素人判断で薬剤を使うと
思わぬ事になりますので、
ここではあくまでも薬の違いについてお話しています。
傷の状況によっても異なるので、
以上の薬剤を用いてもよくならない場合には、
皮膚科に受診することがお勧めです。
近くにない場合は外科か目立つ傷の場合は
形成外科なども受診出来ます。
基本的には傷口に塗っていいものは
白色ワセリン程度であるとしているので、
闇雲に薬を付けるのも怖い気がします。
治療中の擦り傷が化膿した場合の手当は?
キズパワーパッドを使った
治療中に膿んでしまったら・・・。
そのパッドはいつ付けましたか?
案外と過信しつづけて5日も6日も
付けっぱなしにしている場合に起こりやすい様です。
ラップをして湿潤治療をされている場合は
傷口の水洗いが不十分で起きる様です。
まずは患部を洗浄することが大事です!
そして傷を覆うものをマメに取り替えます。
細菌のほとんどは洗浄で洗い流せ、
湿潤治療を行う医療でも同様です。
”患部を清潔に保つ”
ここが治療のポイントといえます。
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