花曇り 意味 由来

トレンド豆知識

花曇りとは?意味や由来!花冷えとの違いは??


a0790_001136

花曇りって言葉をご存知ですか?

季語などにも出て来るのですが、
花が曇るって?と思う事も。


俳句などにも出て来ますが
どんな意味なのでしょうか??

花曇りの意味についてご紹介しましょう。


Sponsored Links




花曇りとは?その意味や由来、花冷えとの違いは?


花曇りとは桜の花が咲く頃の
薄曇りの天気を表現した言葉です


他には、その時期の曇りがちの
薄明るい日を指して言います。


冬の鳥が帰る時期でもあり、
鳥曇りともいいます。



春は移動性高気圧の晴天と、低気圧の
悪天候の間隔が短いことで雲が多いのです。


また、日本南岸に前線が停滞することがあり、
花曇りの原因となります。


由来というよりもこの時期に際し、

古人の風流な感性のもとから
生まれたのだと思います。


時期は3月下旬~4月

桜が咲く頃で、同類の言葉には
花冷え菜種梅雨があります。


花冷えは桜の花が咲く頃の
急に気温が低くなる事


似た様な言葉には寒の戻り
早春寒波」「余寒など。



そして「菜種梅雨」は、穀雨の時期、
4月20日頃に降る長雨の事を指します


本来は3月から4月に吹く強風に対して
菜種露と呼んでいたものが、
現在では雨の名前に変わったものです。


そう考えると「花冷え」が同じ時期を平行して
使う言葉だということがわかります。


実際、この時期に使う季語としては
どちらを使っても間違いではないのでは?と思います。


Sponsored Links



花曇りを使った俳句は??


降るとまで 人には見せて 花曇り

という俳句をご存知でしょうか?


「井上井月(いのうえせいげつ)」という俳人で、
現在はあまり知られていないのですが、

幕末から明治の中頃まで伊那(長野県)活動。


俳句がお好きな方ならご存知であると
思いますが、知る人ぞ知る俳人です。


北信州が一茶であれば、
南信州は井月と愛された俳人です。


芥川龍之介や種田山頭火をはじめ、
つげ義春などに影響をあたえた人物



生まれは越後(新潟県)の様ですが、
安政5年頃、井月30代後半頃に

伊那谷(南信地方)にやってきて、
死去するまで上伊那(上伊那郡)を中心に
放浪生活を贈っていました。


無類の酒好きで「人の顔さえ見れば酒を勧める」
悠長な土地柄だった伊那谷は金銭を持たずして

いつでも酒の相伴にあずかることが出来る
この土地は魅力的であった様です。


虱(しらみ)だらけのであった井月を
土地の子供や女性などから「乞食井月」などと
呼んでは忌避していたが、

俳句を趣味とする富裕層の男性たちは異なり、
中には弟子にと師事する者も居たほどです。


伊那市美篶笠原に「六道の堤」の
ほとりには井月の句碑の中で
最も古い句碑に写され残されています。

  Sponsored Links



 



この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: 
リンク

カスタム検索
最新の投稿
カテゴリー
リンク

人気記事一覧
カスタム検索