煤払いとは 後に食べるもの トトロ

トレンド豆知識

煤払いとは?意味や後に食べるもの。「トトロ」との意外な関係


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1年の終わりに新しい年を迎える準備に
大掃除がありますが、

その中でも煤払いがあります。


現在の住宅事情から煤(すす)が
出る様な事がないので

「煤払いってなに?」

と思われることも少なくないと思います。

煤払いとはなんでしょう?
やり方は???

今日は、煤払いについてお話しましょう。


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煤払いとはどんな意味?やり方は?


「煤払い」とは、12月13日
家の内外を大掃除することをいいます。

なぜ、12月13日なのか?


その日が正月準備を始める
事始めの日であった事に
ちなんでいると言われています。


煤払いとは、一般的な掃除とは異なり、
新しい年の五穀豊穣を約束してくれる

年神様(歳徳神)を祀る準備のため、
宗教的な行事です




13日に煤払いを済ませれば正月までに
日数があることから、神棚や仏壇といった

掃除を行い、家の内外の掃除は
それ以降の日に行っていた事が、

次第に大掃除という形になっていったため、
現在一般家庭では宗教的な意味合いは薄れて来ました。


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煤払いと「トトロ」には意外な関係がある!?


煤払いと宮崎駿監督の映画
「となりのトトロ」には関係があります



直接的な関係というよりも劇中に出て来て、
実は他の宮崎作品にも登場しています。

まっくろくろすけという
キャラクターが出て来ますよね。




メイとサツキが新居で見た黒い影。

「まっくろくろすけ~で~ておいで~」
と歌っていました。


「まっくろくろすけ」は、
「ススワタリ」という辺りを煤だらけにする
妖怪をキャラクター化されたものと言われています


映画中でもメイは、ススワタリである
まっくろくろすけを捕まえるのですが、

捕まえたはずの手の中は開けてみると
煤で真っ黒になっていた・・・

というのも記憶にあると思います。



煤払いとススワタリの関係性は
具体的なものはありませんが、

煤とまっくろくろすけにはこんな話があるのです。


煤払いの後に食べるものってあるの?


江戸時代、煤払いの作業後には
冬の時節と、重労働を加味し、

滋養強壮・長寿を願って「鯨汁(くじら汁)」が
日本各地で食べられていました



鯨汁とは、鯨の白身を使った汁です。

その他、煤払い蕎麦なども
食べられていました。


古くから日本では、
古式蕎麦・儀式蕎麦・季節蕎麦

公事・神事・仏事や慶弔の礼などに際して、
一定の規律を行う作法がありました






煤払いが終わり年神様をお迎え出来る
準備が整うと、祭壇に蕎麦を供え、
家族などで食べる風習がありました。


煤払い蕎麦は、京都御所や
宮家、江戸城・諸大名邸でも
煤払いの後に振る舞われていました。


なお、年越に食べる「年越蕎麦」とは
別に分けられていて、

年越蕎麦は別名延命蕎麦その名の通り、
延命を願って食べる蕎麦を言います



年越しそばから年明けうどんが注目されてる!?意味や由来は?

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