早春に朱色や白の花を咲かせる「ボケ」
庭木や生け垣、切り花として
私たちの目を楽しませてくれる花です。
近年では品種改良も進んでいて
紅白やピンク、オレンジといったものもあり、
控えめな花の印象から変化しています。
今日は「ボケ」について注目!
花言葉や種類などについてお話ししましょう。
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ボケの花言葉は?その意味や由来は??
花には何かしら花言葉が付いています。
それは中国からの云われやギリシャ神話、
日本の古くの言い伝えなど様々です。
ボケの花言葉は以下の様なものがあります。
・指導者
・先駆者
・妖精の輝き
・早熟
・平凡
ざっとあげると統一感がありません。
由来や意味も出回っているものも少なく、
唯一”指導者・先駆者”については、
織田信長の家紋が『木瓜紋(ボケの花)』
であることから由来しているのではないか?
・・・と、されている程度です。
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ボケの花の季節はいつ?種類や別名は??
木瓜(ぼけ)はバラ科ボケ属の
落葉低木で、中国南部原産です。
日本には平安時代に渡って来たとされていて、
花を観賞し、実は薬用としていました。
種類は、
・唐木瓜(カラボケ)
・緋木瓜(ヒボケ)
・淀木瓜(ヨドボケ)
・白木瓜(シロボケ)
などがあり、他に八重咲きや咲き分け種
などといったものがあります。
中国原産のボケと別の種類である
日本原産の「クサボケ」があって、
”シドミ”や”ジナシ”とも呼ばれています。
実はボケに比べると小さめ。
しかし、ボケやカリンなどと同様に香りがよく、
果実酒やジャムなどにされることが多いです。
交配させた園芸種を含めると
150種類以上あります。
本来のボケは春咲きが一般的ですが、
四季咲き性のものや、
寒咲き性のものがあります。
寒い季節も暑い季節も耐える事が出来、
庭木や盆栽としても楽むことが出来ます。
漢字で「木瓜」と書きますが、
中国名で古くは「木瓜=毛介」という字が当てられていて、
そのまま「モケ・モッケ・モッカ」と
呼ばれていて、もじられて
「ボケ」となったといわれます。
ボケの名前の由来は実からきていた!?
ボケは花が終わり秋になると
5~6センチの楕円形の実を実らせます。
この実から「ボケ」の名前が由来しています。
ボケの実が「瓜(うり)」に似ていて、
木に実る瓜から「木瓜(ぼけ)」と書きます。
学名は「Chaenomeles speciosa」
語源は、
Chaenomele=「chaino/開ける」「melon/リンゴ」
speciosa=「美しい・華やか」
しかし、この「木瓜」という字ですが、
「花梨(カリン)」に対しても言われています。
同じバラ科ではありますが、
古くはカリンもボケ属である!
・・という説があった様で、
現在ではバラ科のカリン属としています。
古く中国語で「木瓜」は、
カリンやボケの実・パパイヤの意味でした。
日本の市場では「木瓜」としているのは
カリンの実の様です。
生薬として存在していて、
日本薬局方外生薬規格で「木瓜=カリン」
と規定している事から言われています。
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