日本では古くから愛され、
観賞用や冠婚葬祭にと
多様されてきた菊
秋を象徴する花でもありますね。
今日お話するのは、菊の花言葉などについてです。
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赤・黄色・白など色別の菊の花言葉!由来は?
菊全般の花言葉は、
・高貴
・高潔
・高尚
由来はその気高く美しい姿から
由来すると言われています。
また、色別によっても花言葉が変わります。
・紅:あなたを愛しています
・白:真実
・黄:破れた恋
菊の花が葬式に使われる関係は?
菊の花と葬式の関係は、
日本の時代背景の移り変わりが密接の様です。
そもそも日本では、鎌倉時代に
後鳥羽上皇が大変菊を好み、
自らの印として菊を愛用していました。
その後、天皇家の家紋となり現代に至ります。
もしも、その時代から
菊が葬式に使われる花であったなら、
天皇家の家紋にはなりませんよね?
これは、その後に日本に
西洋文化が入って来た事により、
仏花とされた事が由来しています。
菊は和菊と洋菊とあり、
洋菊はヨーロッパで誕生しました。
そして、西洋では
「菊=墓前の花」とされています。
白菊を棺に納めたり、墓前に供える花と
されていた風習が、日本や中国といった
アジア諸国に広がり、
現在、葬祭時に菊を使用する様になったのが所以です。
その為、お見舞いに菊の花を贈る事は、
縁起が悪いとされてタブーとなったのでした。
しかしながら、現在様々な品種改良がなされ、
ピンポンマムなどはその愛らしさから
結婚式のブーケや髪飾りに
使われたりする事も多くなりました。
花そのものと、日本古来の風習から考えれば、
本来は縁起の悪いものではないですよね。
また、舞妓さんの季節の髪飾りには、
10月に小菊や大輪の菊のモチーフの
一輪挿しなどもありますので、
やはり縁起の悪い花とは言いがたいと私は思います。
他にも、市区町村の花としているところもあります。
菊の育て方!挿し木での増やし方は?
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菊の季節はいつ?その他の菊に関係するもの
菊の季節は秋、
一般的には10月中頃から12月半ばまで。
各地では、菊の名所などで
10月後半~11月にかけて
菊花展や、菊人形の展示、品評会など
様々な催し物などが開催されます。
昔もこの時期に、菊を咲かせ
その優劣を競った遊びがあり、
最も贅沢な遊びであるとされていました。
他にも日本中央競馬会では10月中旬以降あたりに
「菊花賞」という重賞競走が
京都競馬場で開催されます。
さらには、「重陽の節句」という菊の節句があります。
起源は中国、奇数は縁起の良い数とされ
一番大きな陽の数である「9」が重なる
「9月9日」を「重陽」とし節句としました。
菊は中国では不老長寿の薬として信仰があり、
酒に菊の香りを移した菊酒を飲み、
邪気払い・延命長寿を願う風習がありました。
日本では平安時代に
「重陽の節会」として宮中行事になりました。
現在では残念ながら縁遠くなった
節句ではありますが、
旧暦9月9日にあたる10月9日前後には、
節句菓子として、和菓子屋さんでは
菊をかたどった菓子や、菊の付く菓子が並びます。
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