手の平~手首近辺がかゆい!
それに伴い赤みや水泡など他の症状も出ていないでしょうか?
日常的に良く使う手には、それゆえ色々な疾患が起こることがあります。
手首にかゆみが起こる場合にはどのような原因からなのでしょうか?
今回は手首のかゆみが起こる主な疾患について
その治療法と合わせてご紹介します。
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手首がかゆくて赤い斑点がある場合の原因は?
手のひらから手首近辺に赤い斑点や小さな水泡、膿疱、
角質が剥がれてる鱗屑などが現れる場合、掌蹠膿疱症が疑われます。
一年を通して起こる症状であり長引くほど痛みやかゆみを引き起こします。
現時点では原因の解明に至っていませんが、
金属アレルギーの可能性や扁桃腺・耳・歯・鼻などの
細菌感染が関係しているのではないかと考えられています。
手だけでなく、足の土踏まずの部分やかかとの外側にも同じような症状が出ることが多いため、
かゆい!痛い!という症状が起こっていない場合でも早めの受診がおすすめです。
治療法としては、ステロイドやビタミンD3軟膏の塗り薬と飲み薬を併用する形となり、
重症の場合は免疫抑制の薬を使うこともあります。
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手首がかゆくて水泡ができる場合の原因は?
手の爪周囲や手首周辺に水泡ができかゆみも伴っている場合、
異汗性湿疹という疾患である可能性が考えられます。
足にも出やすく、現在のところ原因は不明ですが
汗と大きな関係があるのではないかと考えられています。
気温が高くなり始める時期や紫外線が増え始める時期に起こることが多く、
大体の場合は気温が上がり安定すると1ヶ月程度で自然に改善していくものの、
毎年繰り返し症状が出てしまいます。
毎年繰り返す手や手首近辺の水泡は、
手がムズムズし始めた時に流水で手を冷やすことで、
多少抑えることができるケースがあるようです。
異汗性湿疹は水虫と症状が似ているため、
市販の水虫薬で治療してしまう人が多い傾向がありますが、
それにより悪化し治療期間が延びてしまうことがあります。
また、金属アレルギーが原因となっていることもあります。
自己診断せず皮膚科を受診しステロイド治療をすることで早期治癒しましょう。
ヒートテックを着るとかゆくなる原因や対策は?
手首がかゆい原因はダニのせいかも?
体長0.4mmという非常に小さなダニが皮ふの表面に寄生することで、
激しいかゆみを引き起こすことがあります。
それが疥癬。
原因となるダニはヒゼンダニという種類で、
高温に弱く人の体温が生きるのに最適だと言われており、
手の部位だと手のひら・手首・指の間などに卵を産み付けます。
肉眼では発見することが難しく一般的な湿疹と誤診されやすい疾患ですが、
湿疹の治療法であるステロイド治療をしてしまうと症状は悪化してしまいます。
適した治療法は飲み薬と塗り薬を併用し、ヒゼンダニを退治していきましょう。
また感染力が強い角化型疥癬と長時間肌が触れることで感染する通常疥癬があるため、
感染した可能性や不安がある場合は集団感染する前に皮膚科を受診しましょう。
手首のかゆみは様々な原因で起こります。
毎日使う部位に近く、人の目にも触れやすい場所になるため、
気になっている方も多いのではないでしょうか。
自己判断せず、なるべく早めに医師の診察を受け治療を進めていきましょう。
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