あくびをすると顎がパキッと音がしたり、
顎の関節周辺に痛みを感じたりしたことはないでしょうか?
あるいは、あくびをした途端に顎が外れてたという経験を
お持ちの方もいるかもしれません。
そこで今回は、顎関節に関する2つの疾患に対し原因と対処方法を、
顎関節以外が原因の症状と合わせてご紹介します。
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あくびをすると痛みや音が鳴る!その原因と対処法
近年、20~30代の女性を中心に急増していると言われる顎関節症。
ストレスなどによる歯の食いしばり、
柔らかいものを食べることが多いなどの食生活。
その他、日常生活における様々な動作が原因となり生じる疾患です。
普段の何気ない動作の1つとしてあくびをした際にも起こりやすく、
症状としてパキッという音が鳴ったり、
痛みが起きたりなど顎関節周辺に違和感が起きます。
痛みや音が鳴る以外にも口が開くにくくなったり噛み合わせに違和感を覚えたり、
左右の顔のバランスが崩れたりすることもあります。
初期は音だけが鳴るなど比較的症状が軽く放置する人も多いですが、
そのままにしておくと重症化し肩こりやめまい、口腔内の痛み、
食事を摂取することができなくなったりすることがあります。
顎関節症は生活習慣が原因のいつでも誰でも起こり得る疾患のため、
予防策として適度に刺激を与えつつ
過度な負担がかからない顎関節のストレッチを行うのがおすすめです。
顎関節ストレッチ方法
全て顔は正面をむけて行います。
①口を無理のない範囲で大きく開け、それを15秒キープします。
②口を開けた状態で顎を前に突き出し、それを15秒キープします。
③口を開けた状態で顎を引っ込め、それを15秒キープします。
④口を閉じ顎を右にずらし15秒キープし、その後、顎を左にずらし15秒キープします。
この手順を3セット、鏡を見ながらしっかり行いましょう。
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あくび時の顎の痛みが顎関節症ではないケースも?
あくびで口を大きく開けた際に顎が痛むという
症状の多くは「顎関節症」が原因であると考えられます。
しかし、歯周病や親不知の炎症などといった
口腔内のトラブルが原因なこともあります。
顎の付け根の痛みや口が開けづらいなどの症状が何日も続く場合は
一度、歯科医の診察を受け、歯ぎしり、噛み合わせ、
顎関節の動作など色々な視点で診てもらうことがおすすめです。
口腔内のトラブル以外にも慢性の関節リウマチや耳鼻咽喉関係の疾患、
慢性的に起こる片頭痛などが原因で顎が痛むケースもあり、
それらが原因の疾患と分けるためにもまずは歯科医に診断してもらいましょう。
あくびが止まらない原因と3つの対処法!
あくびをしたら顎が外れた!その原因と対処法
あくびをした時にあごが外れて口が閉じれなくなってしまう顎関節脱臼。
顎が定められた水準以上の運動をすることで
関節が元に戻らなくなってしまった状態をさします。
顎が外れることでしゃべりづらくなり、唾液がこぼれてしまったり、
顔が面長に耳前か陥没するなどの症状が表れます。
顎関節脱臼を起こした際、それと同時に周囲の組織を傷めてしまうことも多く、
自力で治すことは難しいため対処法としては医療機関にかかる必要があります。
外れた顎を正しい位置に戻し開口制限し、
一定の期間再発しなければ自然に治癒し以後、脱臼しないようになります。
ただし、頻回に外れるようになってしまう場合には
習慣性顎関節脱臼という疾患名になります。
開口制限で回復できなくなるケースもあるため、
なるべく早めに処置をしてもらいましょう。
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