冠婚葬祭にまつわる挨拶や手紙で見かける
時候の挨拶、「仲春の候」。
その意味や時期、使い方、そもそも時候の挨拶って?
などなどをまとめてみました。
知らなかったら恥をかくだけでなく
目上の方にも失礼にあたります。
目上の方などに手紙を書く際には
必要ですのでチェックしてみて下さい!!
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時候の挨拶とは?
時候の挨拶とは冠婚葬祭などの節目に贈る言葉や手紙の冒頭に書く挨拶を整えるためなどに
四季折々の移ろいに言及する事が一般的とされております。
その為に使われている言葉です。
その時期によっていくつか種類があります。
最近では、時候の挨拶である「~の候」という言い回しは
少し「かたい」言い方とされていて、
公用の手紙や目上のあまり親しくない人以外には使われなくなってきているそうです。
仲春の候の時期と意味
「仲春」とは厳密に言うと3月6日(啓蟄)と3月21日(春分)の頃をさす季節の言葉で、
「仲春の候」とはその時期の時候の挨拶に使われる言葉です。
時候の挨拶として使われる時期は
初春と晩春の間とされていますが、啓蟄(3月6日)から清明(4月5日)に
入るまでの間をさすことが多いとされているので
細かく言うならその期間の季節に使うのが正しいそうです。
ところで、啓蟄や清明など普段なかなか聞き慣れない言葉ですが、
これらは「二十四節 にじゅうしせつ」の中で季節を表わすのに使われています。
そこで「二十四節」をご紹介しておきます。
・「二十四節」とは・・・
一太陽年を春分を起点に二十四に分割したもので、太陽暦とのズレを調整するのに使わていたそうです。
一年を春夏秋冬に分け、それぞれを更に六つに分けた二十四の期間のことをさします。
「春」 ⇒ 初春 ⇒ 立春 りっしゅん(2月4日)
雨水 うすい(2月19日)
仲春 ⇒ 啓蟄 けいちつ(3月6日)
春分 しゅんぶん(3月21日)
晩春 ⇒ 清明 せいめい(4月5日)
穀雨 こくう(4月20日)
「夏」 ⇒ 初夏 ⇒ 立夏 りっか(5月5日)
小満 しょうまん(5月21日)
仲夏 ⇒ 芒種 ぼうしゅ(6月6日)
夏至 げし(6月21日)
晩夏 ⇒ 小暑 しょうしょ(7月7日)
大暑 たいしょ(7月23日)
「秋」 ⇒ 初秋 ⇒ 立秋 りっしゅう(8月7日)
処暑 しょしょ(8月23日)
仲秋 ⇒ 白露 はくろ(9月8日)
秋分 しゅうぶん(9月23日)
晩秋 ⇒ 寒露 かんろ(10月18日)
霜降 そうこう(10月23日)
「冬」 ⇒ 初冬 ⇒ 立冬 りっとう(11月7日)
小雪 しょうせつ(11月22日)
仲冬 ⇒ 大雪 たいせつ(12月7日)
冬至 とうじ(12月22日)
晩冬 ⇒ 小寒 しょうかん(1月5日)
大寒 だいかん(1月20日)
一太陽年を春分を起点に二十四に分割したもので、太陽暦とのズレを調整するのに使わていたそうです。
一年を春夏秋冬に分け、それぞれを更に六つに分けた二十四の期間のことをさします。
「春」 ⇒ 初春 ⇒ 立春 りっしゅん(2月4日)
雨水 うすい(2月19日)
仲春 ⇒ 啓蟄 けいちつ(3月6日)
春分 しゅんぶん(3月21日)
晩春 ⇒ 清明 せいめい(4月5日)
穀雨 こくう(4月20日)
「夏」 ⇒ 初夏 ⇒ 立夏 りっか(5月5日)
小満 しょうまん(5月21日)
仲夏 ⇒ 芒種 ぼうしゅ(6月6日)
夏至 げし(6月21日)
晩夏 ⇒ 小暑 しょうしょ(7月7日)
大暑 たいしょ(7月23日)
「秋」 ⇒ 初秋 ⇒ 立秋 りっしゅう(8月7日)
処暑 しょしょ(8月23日)
仲秋 ⇒ 白露 はくろ(9月8日)
秋分 しゅうぶん(9月23日)
晩秋 ⇒ 寒露 かんろ(10月18日)
霜降 そうこう(10月23日)
「冬」 ⇒ 初冬 ⇒ 立冬 りっとう(11月7日)
小雪 しょうせつ(11月22日)
仲冬 ⇒ 大雪 たいせつ(12月7日)
冬至 とうじ(12月22日)
晩冬 ⇒ 小寒 しょうかん(1月5日)
大寒 だいかん(1月20日)
これを見て頂けば「仲春」の意味や時期は何となくつかめますよね?
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仲春の候の使い方
仲春の意味はつかめたと思いますが、では「候」って?と疑問がわきますよね。
「候」は・・・
「~の候」などと書かれ、時候の挨拶に使われている場合は、「こう」と読みます。
女性言葉として「みぎり」とも読むそうです。
意味は「~の季節になってきましたが、、、」や
「~というふうに季節も移り変わってきましたが、、、」などです。
「~で候(ふ)」などと書かれている場合は、「そうろう(ふ)」と読み、
「~でございます。」という意味合いになるそうです。
使い方は・・・
「仲春の候、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
など続けて相手を気遣う言葉をつけるのが一般的だそうです。
手紙を書く際、時候の挨拶をつける時は
「拝啓」ではじまり、「敬具」でおわる
時候の挨拶をつけない時は
「前略」ではじまり、「早々」でおわる のが通常です。
ただ先述した通り、最近では「~の候」という言い回しはかたいとされていて、
公用の手紙やあまり親しくない目上の方以外にはあまり使われず、
「~となってまいりましたが、、、、」など崩した言い回しを使う事が多いそうです。
意味や使い方などつかめましたか?
必要なときに困らないようにしておきましょう!!
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