地蔵盆という風習をご存知でしょうか?
近畿地方を中心に行われている行事の1つですが、
お嫁に行ったり引っ越したりして
始めて迎えるなんて方も少なくありません。
どんな行事なのか知り、どういった事を行うものなのか??
今回は地蔵盆の由来や時期
といったものに触れて行きたいと思います。
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地蔵盆の時期はいつ?その意味や由来は?
地蔵盆(じぞうぼん)とは、
8月23日前後に行われる地蔵菩薩のお祭りで、
その由来や意味においては諸説あります。
有力な由来としては、
子供の健やかな成長や幸福を見守る地蔵菩薩への
日ごろの感謝とお礼であるといった意味。
それには古くから言われてる話があり、
親より先に亡くなった子供達が三途の川の賽(さい)の河原にて、
両親や家族を懐かしみ石の塔を築いていると、
そこに鬼が来ては壊して行きました。
それを見かね哀れんだ地蔵菩薩が子供達を抱き、
錫杖(しゃくじょう)の柄に付かせ、
自身が子供達の親になり救う!
・・と誓った事から地蔵菩薩を建て民間信仰として
子供の幸福を祈る様になったとされています。
地蔵盆のお供え物の金額の相場はいくら?
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地蔵盆は子供が参加して意味がある!?
地蔵菩薩は子供の成長を見守る神様として
崇められて来ている事で、
地蔵盆の日には子供達はお地蔵様の前で、
遊びやお菓子、ジュースが振る舞われる日としてます。
それらの物も一旦、お地蔵様にお供えされたもので、
その後、子供達に振る舞われます。
いわゆる縁日なのでお祭り騒ぎの様になるのですが、
地域によっては子供の名の入った
提灯を吊るしたり、その内容は様々な様です。
ちょうど夏休みの最後に行われるので、
この日を境にそろそろ現実に引き戻される時期!
夏休みも終わりを告げるということです。
なかなか少子化によって続けるのが困難で
辞めてしまう事もある様で行われている地域も限られていますが、
やはりこうした行事はこじんまりとしてでも
続けていって欲しい日本の良き風習です。
地蔵盆の飾り付けは?
地蔵盆の飾り付けですが、
発祥の地である京都では赤と白の提灯を飾ります。
ここにはお地蔵様と子供の名前を書き、
そこで縁を結んで子供たちが健やかに育つ様に!
・・・といった意味を持っている様です。
子供の守り神でもあるお地蔵様なので、
地蔵盆が始まる頃までには多くの提灯が飾られています。
色の決まりに定めはありませんが自然のなりゆきで
赤は女の子、白は男の子となっている様です。
他に延命の意味などの意味もあるようです。
江戸時代の頃より流行ったものの様ですが、
昔は病気などで幼い頃に命を落とす
といった事も少なくなかった時代なので、
今でも気持ちは変わりませんが、
子供が無事成長してくれる事を
強く願ったものである事がわかります。
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