日本では50~60種類あるとされている「アザミ」
針状の花びらが密集した特徴ある花ですね。
公園や草原などで見かけますが、
花言葉をご存知でしょうか?
お散歩の小話ネタに、
アザミの花言葉についてご紹介します。
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アザミの花言葉は?その意味や由来は?
アザミの花言葉は
・権威
・触れないで
・独立
・厳格
・復讐
・満足
・安心
といった花言葉があります。
由来はギリシャ神話から来ていて、
伝令神ヘルメスとニンフの間に生まれた
羊飼いダブニスの話に由来しています。
溺愛され育ったダブニスは美しい男ですが、
傲慢で人を愛する事が出来ない男でした。
女神アフロディーテの計らいで、
ニンフのエケナイスをダブニスの元へ送りますが、
間もなくエケナイスを捨てました。
そんなダブニスを許さなかった
女神アフロディーテはダブニスを盲目にします。
ダブニスは我が身の不幸を嘆き
アナポス河へと身を投じてしまいました。
傲慢な男でしたが
神々やニンフや大地までもが彼の死を悲しみ、
大地がダブニスの死を悼み贈ったのが
アザミの花だとされています。
アザミの刺の様な花びらは
そんなダブニスの性格や、悲しみの印なんだそうです。
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アザミの花の色や種類はどれくらい?
アザミの花の色は
紫やピンク、白などがあります。
日本だけでも60種類以上の種類があり、
世界ともなると約300種以上あるとされています。
日本での固有種は山形県と秋田県に跨がる
鳥海山には「チョウカイアザミ」
長野県と富山県に跨がる白馬岳に咲く
「ダイニチアザミ」と
限定したところに分布する種もあります。
他に、
・オニアザミ
・アイズヒメアザミ
・ダキバヒメアザミ
・モリアザミ
・オゼヌマアザミ
・タチアザミ
・ノアザミ
・ハマアザミ
など多くの種類があります。
特に、「オニアザミ」は分布が広く、
北陸から東北などにかけ
日本海側山地や、福島県などでも見られます。
古く江戸時代には「紅筆」「ふじの雪」
「あけぼの」「うすすみ」「くろべに」
「かば色」「つま白」「つま紅」
「白るり」「つまむらさき」
など園芸品種があった様です。
現在では濃紫色の花を咲かせるノアザミと、
ドイツアザミの変種により栽培されていて、
根がごぼうの様にきんぴらや
味噌漬けなどと食用になっています。
アザミの開花時期や綿毛を飛ばす時期はいつ?
アザミの開花時期は5月~9月、
春頃や秋頃に綿毛を飛ばします。
ふわふわと漂い、
知らない方だと何事かと思いますが、
花が終わるとたんぽぽと同様、
種を風に乗せて飛ばし繁殖してゆきます。
たんぽぽの花言葉!綿毛の数は1つにどれくらい?
開花時期は地域によっては
もう少し早く、5月頃には綿毛を見かける!
といった地域も少なくありません。
ちまたで話題になった「ケサランパサラン」と
勘違いされる方も多いですが
多くは植物性の綿毛である事が多い様です。
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