春霞 原因 正体

トレンド豆知識

春霞とは?原因や正体には黄砂も関係していた!!


a0960_002800

冬が終わり春になると遠くがなんだかもやがかかった様な、
遠くの景色が見えにくくなる事がありますね。

これを春霞といいますが、
これって一体なんでなるのでしょうか?

そもそも春霞とは??

ここでは、”春霞”の原因や正体についてお話します。


Sponsored Links


春霞とは?

春霞とは、その文字通り、春に立つ霞(もや)の事をいいます。
遠くの景色が霞んで、ぼやけて見えにくくなるなることです。


これといった定義がなく、春に霧(きり)や、靄(もや)などによって、
景色が見えにくくなる状態
を指しています。


平安時代の頃ぐらいから、
”秋の霧””春の霞”として季節により区別され、
風物として和歌などで歌われて来ました。


なお、空気中の水滴等で視界が1km未満であれば

空気中の水滴等で視界が1km以上といいます。


Sponsored Links



春霞の原因や正体は?


霞や霧は、大気中の水分が植物の蒸散が
活発化することなどから増えて、気温低下などにより
微粒子状(細かな水滴)となって、眼に見える状態になります。


昼と夜の気温差の大きい日に起こりやすく
最近では黄砂などの微粒子によって、
日中対でも発生する事も多くなりました。


黄砂自体は、偏西風によって、以前より飛来しているので、
古い文献にもある春霞の一部も、
黄砂を差していたのではないかと考えられています。

PM2.5と黄砂の大きさや時期の違いは?


春霞は場所は問わず、都心でもその一定の条件が揃えば、
起きる現象です。


関東地方で起こる場合には、南からの温かい空気と北から吹く冷気が
ぶつかり、起こる
とされています。



 
また、川沿いや沿岸部では、砂埃なども舞い上がり、
更に見えにくい状態を作っていると言われています。


日中、黄色い空に覆われて
視界が悪い日があったりしませんか?


それらは黄砂や空気の汚染、物質らが細かな水滴と共に
まきあげられて、煙霧と呼ばれる現象です。


実際には、春の風物詩である春霞も、
今ではどれも固定しているものではありません。


結果、春霞の正体というのは、
春に起こる黄砂や靄、煙霧と一体したものと言えますね。

残念ながら風流さの微塵も感じさせませんが・・・。


春霞を歌った俳句


和歌で歌われた春霞、季語として使われているものがあります。
「古今和歌集」では、9首あるそうです。


◎一部抜粋

春霞色のちぐさに見えつるは たなびく山の花の影かも(巻第二春歌下)
春霞たなびく山のさくら花見れども飽かぬ君にもあるかな(巻第十四恋歌四)


昔は風流であった春霞も、今では洗濯物を汚してしまうなど、
ちょっと困り者になってしまいました。

本来はとても美しい霞であったのだろうと思います。


空気を綺麗にすれば、
元の春霞になるのだろうか・・・と考えますが、

それには全世界で、大気汚染に
本気で考えないと無理な感じもしますね・・・。

  Sponsored Links



 



この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: 
リンク

カスタム検索
最新の投稿
カテゴリー
リンク

人気記事一覧
カスタム検索