温かい春の訪れを知らせる”春一番”
寒い日もこれで終わりになるんだなぁ・・・
と待ちわびる人もいますね。
でも、なんで春一番って言うの?
今回は、この”春一番”についての
定義や2014年の情報などをご紹介してゆきます。
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2014年の春一番の情報
2014年の春一番は、・北陸地方 ⇒3月12日
・九州南部・奄美地方 ⇒3月13日
・中国地方 ⇒3月16日
・関東 ⇒3月18日
・九州南部・奄美地方 ⇒3月13日
・中国地方 ⇒3月16日
・関東 ⇒3月18日
それぞれ気象庁が発表しました。
1951年の統計開始以来。
3番目に遅い春一番であるそうです。
また、条件が合わず、観測されない年もありました。
そして現時点では、九州北部・四国・近畿・東海では、
春一番は観測されていません。
他、北海道・東北地方では、実は春一番が吹きません。
春一番とは?気象庁の定義は?
春一番とは、立春の頃にその年、初めに強く吹く南風です。場所によっては、「はるいち」とも呼ばれます。
気象庁の発表についての春一番の定義は、
立春から春分の間で、日本海で低気圧が発達して、
始めて南よりの秒速8m以上の強風が吹いて、
気温が上昇することとしています。
春一番の語源は?
”春一番”の語源については気象庁より、石川県能登半島や、三重県志摩地方辺りで
昔から用いられていたという例を上げている諸説があります。
安政6年2月13日長崎県壱岐郡郷ノ裏町(現在の壱岐市)の漁師が、
出漁中に強風によって船が転覆し、多くの死者が出たことにより、
この強風を「春一」や「春一番」と呼ぶ様になったと紹介しています。
しかし、一方では長崎県ではこの事件が起きる前より
郷ノ浦町では「春一」と呼ばれていたものが、
この事件をきっかけに広まったとされています。
民俗学者の宮本常一は、”春一番”という語を
研究のため郷ノ浦町におとずれ採集して、
1959年に壱岐で用いられている語として、
「俳句歳時記」にて紹介しました。
これがきっかけで、新聞等で使用されるようになり、
一般的に広まったともされています。
春一番の初出にも様々あり、
1963年2月15日の朝日新聞の朝刊での記事というものと、
「池田市史 史料編」に収録されている
『稲束家日記』の天保2年1月11日の記事にある
”晴天午ノ刻より雨、春一番東風”
との掲載が見られていたり、前にも書きましたが転覆事故以前より、
長崎県外でも用いられていた事が確認されていたり、
この語源の出所はハッキリしていません。
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