くも膜下出血
一命は取り留めたものの、
その後に後遺症が残ってしまい、
不安を抱える患者さんや
ご家族様もいらっしゃると思います。
その後遺症はどういったものなのでしょうか?
ここでは、くも膜下出血の後遺症について、お話をします。
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くも膜下出血の後遺症が残る確率は?
くも膜下出血の後遺症が残る確立は
およそ30%前後と言われています。
その原因には、術中の脳内の損傷や
血管などへの損傷で起こる場合や、
脳血管の攣縮による血流の悪さから
起こる梗塞や、合併症。
その他に、再出血などで起こります。
くも膜下出血の原因はストレスや過労、遺伝!?予防法は?
くも膜下出血の後遺症、けいれい以外にも症状が??
後遺症については、障害を受けた
脳の部位によっても異なります。
中でも、代表的な症状は片麻痺です。
運動に関わる神経の妨げによって、
片方の手足などに麻痺が起こる状態です。
また、声を発したり物を飲み込むことで
使う筋肉への影響もあります。
嚥下が出来ない場合には、
気管支や肺などに食べ物が入り込んでしまい、
命にかかわる肺炎を起こす危険性があります。
その際には、胃に直接チューブを通す
「胃ろう」という方法を取る事もあります。
なお、左脳に言語中枢があるため、
左脳でくも膜下出血を起こした事によって、
言葉を話すことや、書く事が不自由になる
「失語症」などもあります。
リハビリにより、改善することも
多い様なので、根気よく続ける事が必要です。
失語症の種類
・ブローカー失語
他人の言葉は理解出来るが、自分の考えを話せない。
・ウエルニッケ失語
他人の言葉も理解出来ず、自分の言葉も意味成さない。
・全失語
言葉の理解・話す事も出来ない。
・ブローカー失語
他人の言葉は理解出来るが、自分の考えを話せない。
・ウエルニッケ失語
他人の言葉も理解出来ず、自分の言葉も意味成さない。
・全失語
言葉の理解・話す事も出来ない。
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くも膜下出血の後遺症には目や記憶の影響も?うつにもなる!?
脳は視覚や聴覚などから
様々な情報をまとめて、空間・状況を意識したり、
状況判断を行い、行動の調整をする
といった機能を持っています。
そうした事が失われた場合には
「失認」「失行」という症状が現れます。
よく見られるのが左半側空間失認で、
自分が左半分の空間が認識できずに、
左側にばかりぶつかってしまったり、
右側のものだけを食べたりといった行動があります。
「失行」は、手足は通常で筋肉の麻痺なども
無いのに、服が着替えられなくなったり、
コインをつまんで上げられなくなるといった症状です。
他に、脳の前方にある前頭葉や、
側面の下部にある側頭葉がおかされた場合、
注意力や集中力の低下、感情や行動の
抑制が出来なく精神面に大きく影響が出ます。
そのため、対人関係が築けず、
社会生活が送る事が出来なくなることもあります。
リハビリテーションや、治療や介護など含めて、
出来る限り働きかけや介護がないと
全身症状や、精神状態が悪化してしまい、
鬱や認知症などを招く事があります。
せっかくつなぎ止めた命です。
どうか他人との接触を避ける様に
なったりする事がない様に・・・。
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