肺に穴が開く気胸
特に自然気胸は若い痩せ型の男性に起こりやすいと言いますが、
その原因にブラ(ブレブ)であるといいます。
一体、ブラ(ブレブ)とは何なんでしょうか?
なぜ出来るのか治療は?・・・などなど、
自然気胸における原因、
ブラ(ブレブ)について迫って見ました。
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気胸の”ブラ(ブレブ)”とは?タバコが原因で破裂する?
気胸について検索するとブラやブレブなど
ワードが目に付くと思います。
ブラだなんて女性の下着じゃあるまいし・・・などと
思ってしまいがちですが、それではありません。
ブラ(ブレブ)はそれぞれ意味が違う様で、
ブラは肺の表面を覆っている膜の内側にあるもので、
ブレブは肺膜内の気腔のことを言います。
とはいっても医師でもその区別は付けにくい様で、
一般的に肺の内で異常な空気が含まれている
空間に対してブラということが多い様です。
このブラが出来る原因ははっきりしておらず、
ストレスや不規則な生活や喫煙、
気候による気圧の変化などがあげられています。
ブラが出来る事で肺が圧迫されて息苦しくなる事は
想像も付きそうですが、破裂したらどうなるのでしょうか?
破裂すると今度は空気が漏れてる状態になり、
肺が縮んでしまい結果として呼吸に支障を来します。
初期症状には鎖骨あたりに違和感を感じたり、
胸部や背中に鈍い痛みを感じるそうです。
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ブラがない状態でも気胸になることがある!?
女性の場合は子宮内膜症の方に見られやすい様です。
子宮内膜が肺や胸膜、横隔膜に
癒着することで引き起こすといいます。
つまり気胸は男性だけではなく、
女性にも考えられる肺の病気なのです。
肺気胸の症状!女性にも起こる!?背中の痛みや咳に注意!
月経随伴性気胸と言い月経前後に発症する気胸です。
これにおいてはブラはなく肺に穴が開いて引き起こします。
子宮内膜は本来、受精卵が着床しない事で
剥がれて体外へと排出(月経)されます。
これが子宮以外の肺や胸膜などに癒着すれば
これもまた同じ働きをし、癒着した部分に穴が開いてしまい、
胸腔内に空気が入り込む事で肺が押されて
気胸を引き起こすのだといいます。
気胸はこうしたブラが出来る事で引き起こすだけではなく、
なんらか病気が元で引き起こす事もあります。
気胸は自然治癒できる?ブラは切除するべき??
気胸は軽度の場合は自然治癒すると言います。
しかし、ブラがあり再発を繰り返す場合は、
切除手術が好ましいといいます。
他の治療として胸膜癒着術という方法があります。
それは自己血(ブラッドパッチ)という方法で
胸腔へ自身の血液を流し込む事で胸膜と癒着させて、
肺がしぼまない様にする方法です。
手術が難しい場合に用いられる事がある様ですが、
この方法が望ましいかどうかは医師の判断により決ります。
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