お世話になっている方へ送る
夏の贈り物「お中元」
このお中元、いつ頃から
送る様になったのかご存知ですか?
いっしょにつける熨斗(のし)の意味など
今回はそんなお中元の意味についてお話してまいります。
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お中元の意味や由来は?
お中元の”中元”とは、
道教の習俗「上元・中元・下元」の三元の1つです。
陰暦の7月15日を差しています。
※上元は1月15日、下元は10月15日です。
道教では、中元を人間贖罪(しょくざい)の日と
していて、一日中、火を焚いて、
神を祀る盛大なお祭りが行われていたものが、
仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と混同、
お中元は先祖の霊を供養する日になりました。
江戸時代以降、お中元に親戚や知人が往来し、
盆の礼として贈り物をする風習が生まれて、
お世話になった方へ贈り物をするという
現代の風習へと変化したのがお中元の由来です。
喪中期間にお中元を贈っていいの?
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お中元の「のし」の意味は?
お中元に使用する「のし」は、
紅白蝶結びを選びます。
祝いのしの1つで、一般祝辞やお中元・お歳暮といった
何度でも繰り返したいという願いより、
簡単に結び直せる蝶結びの水引、
そうした印刷がされているのしを
お中元では使用します。
紅白蝶結びの水引は、他にも金・赤。
さらに特別な場合には金・銀もありますが、
お中元に使用するものは紅白のもので十分です。
お中元を控えめに贈りたい物へは
品物に直接のし紙をかけた上から包装する「内のし」
贈り物を強調したい時や持参で
手渡しする際には包装後に
のしをかける「外のし」を使用します。
お中元を贈る際のシーンに合わせて使い分けましょう。
⇒ 会社の上司や取引先へのお中元の金額の相場は?
お中元を出すときのマナーは?
お中元本来は、事前に訪問を
打ち合わせて先方へ持参するのがマナーではあります。
近年、お互いの都合が、
なかなか合わない事からデパートなどから
直接、送ったり宅配便を利用することが
お中元では一般的になって来ました。
身内や友人といった身近な方への
お中元のマナーの場合は届ける前に、
電話で一報を伝える程度で構いません。
しかし、日頃お世話になっている方などの
場合は、贈り物に挨拶状を添えたり
届く頃を見計りお手紙やお葉書で
挨拶状を贈るのがマナーとされています。
⇒ お中元の添え状書き方のポイント!
また、喪中の場合につきましては
贈る側、贈られる側ともにお中元を贈る事は可能です。
お祝い事ではなく、日頃の感謝を
贈るものですので贈り合う事なども
差し支えない事となっています。
ただし、忌中の場合や気になる場合には、
事前にお断りを入れて先方の了解を頂いたうえで
時期をずらし暑中見舞い(土用入り以降立秋前日まで)や、
残暑見舞い(立秋以降)で贈るとよいでしょう。
他に、
お中元をどの程度贈り続けたらよいのか?
ということも案外
悩まれる方いらっしゃると思います。
一般的に仲人や媒酌人など最低3年、
勤務先などはケースバイケースによるそうです。
お稽古事などでお世話になっている先生には、
お世話になっている期間中にお中元を贈る事が多い様です。
学校などの先生については
賄賂行為の様になってしまう場合もあり、
贈らないという場合も取られているそうです。
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