くわい 栄養

トレンド豆知識

くわいに含まれる栄養やカロリー!その効果や効能は?


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日本ではレンコンと並び、
お正月のおせち料理に欠かせない野菜の1つくわい

その由来やおせち料理以外の使い方、
栄養価などはご存知でしょうか?


そこで今回はくわいの栄養
効能・効果を中心にご紹介します。


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くわいとはどんな食べ物?名前の由来や旬な時期は?


慈姑(くわい)とはオモダカ科の水性多年草の中国原産の野菜で、
奈良時代から平安時代に中国から伝来したと言われています。


1つの根っこにたくさんの子をつけることから、
母親が子を慈しんでいるという意味で、
その様子を姑に例え「慈姑」の字が当てられました。


この「くわい」の語源としてクワに似ているからという説や
河芋(カワイモ)が転化したなどいろいろな説があります。


日本では小さな球体から芽が伸びることから、
「芽が出る」縁起物として重宝されていますが、
欧米では主に鑑賞用として利用されています。


また食用として栽培しているのは日本と中国だけ。

中国のものはしゃきしゃきした食感が特徴の白くわい
ほくほくした食感が特徴の日本の青くわいがあります。

そして日本にはもう1つ、
栗のような食味の吹田くわいというものがあり、
なにわの伝統野菜として守り続けられています。


くわいは9月頃から収穫が始まり、
は11月頃から1月頃と言われていますす。

縁起物としてお節料理に欠かせない高級食材ですが、
年が明けると価格が一気に下がるためお買い得となる傾向があります。


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くわいに含まれる栄養と効果・効能


縁起物であるくわいは炭水化物が豊富に含まれた食材です。
中1個(約16g)中のカロリーは20kcal(100g中126kcal)あります。


その他の主な栄養素としては
カリウム・葉酸・ビタミンE・銅が含まれています。


炭水化物

身体を動かす際に必要なエネルギー源であり、
脳にとっては唯一の栄養源となる三大栄養素の1つです。

ダイエット中には良くないため、
過剰摂取しないよう注意している人も多い栄養素ですが、
過剰制限も疲労の原因となり悪影響を与える可能性が高いので注意です。


カリウム

くわいの栄養素の中で含有量が多いカリウムは、
塩分を尿として体外へ排出させる作用があり
高血圧を予防する効果やむくみ改善効果が期待できます。

また、筋肉の収縮を正常化してくれる働きもあるため、
足がすぐにつってしまう人にも効果がある栄養素です。


葉酸

妊娠を希望している女性や妊婦さんに必須と言われる
ビタミンB群の1種であり、くわいには葉酸が豊富に含まれています。

体内のDNAやたんぱく質の合成を促進させ細胞の新生を促す効果があり、
胎児の先天性異常の防止やビタミンB12と
結びつくことで血液を作る作用があります。


ビタミンE

強い抗酸化作用があり美容に欠かせないと言われるビタミンE。

体内の老化予防の他にも血流を促進する効果があるため、
冷え性や肩こりなどにも効果的です。

ホルモンバランスの調整やLDLコレステロールの酸化予防など、
豊富な効能が期待できる栄養素です。




くわいに多く含まれている栄養素の1つ銅はミネラルの1種であり、
鉄の効果を促進するため貧血予防や改善に効果があります。

そして銅には体の代謝に必要な酵素を作る役割もあるため、
健康な体を作るためにとても大切な栄養素でもあります。



しかし、くわいには腎不全や腎臓結石の起因と言われる
リンも多く含まれているため食べ過ぎには注意です。

適度に食べて、くわいの効果・効能を上手に取り入れましょう。



おいしくいただきたい!くわいの食べ方


くわいはアクが強い野菜のため使う際には、
下処理として皮をむき水にさらした後、
お米のとぎ汁で下茹でしアク抜きが必要です


ただし揚げ物や丸ごと焼いて食べる場合は
下茹での必要はありません。

くわいの下処理やあく抜き方法!

また、くわいは芽が伸びる様子から縁起物と言われている野菜のため、
皮をむく際芽を折らないよう注意しましょう。



おすすめの食べ方の1つに揚げ物があります。

作り方はとても簡単で、
薄皮やヒゲ根、底の茶色の部分を取り除いた
くわいをお好みの分量用意します。


120~130度の低い温度の揚げ油に
直接、スライサーでくわいをスライスしながら、
重ならないよう移動させながら入れていきます。


くわいがカリッとしてきたら揚げ油の温度を150度くらいまで上げ、
くわいに揚げ色が付いてきたらペーパータオルなどにあげます。

揚げあがったらすぐにお好みの量の塩をかけて完成です。



他にも炒め物もおすすめで、
くわいの甘味をひきたたせ、砂糖で炒めるレシピです。

こちらも作り方は簡単で、
くわい(300g)の皮をむき、
熱したフライパンに油をしき、くわいを炒めます。


油が回ったら砂糖(大1)と塩(ひとつかみ)を加え、
さらに炒めくわいがきつね色になったら完成です。

独特のほろ苦い味とほくほくな食感が特徴のくわいは、
他にも酢の物やみそ汁の具などにも使うことができます。

ぜひ、色々な方法で食べてみてください。

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