秋を代表する魚といえば
さんま(秋刀魚)ではないでしょうか?
この時期のさんまは脂がのってとても美味しく
楽しみにしている方も多いはずです。
今回はそんなさんまの内臓の取り方や栄養、
また食べた時に何か症状がでるのか
などについてみていきましょう。
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さんまの内臓やはらわたって食べれるの?栄養は?
さんま以外の魚は通常
はらわたや内臓は除けて食べます。
他の魚は食べたものがお腹に残るため
食すことがないのですが、
さんまの場合は構造上
1本の長い消化器官しかないのです。
そのため本来、時間がかかる消化ですが、
さんまの場合だとたったの30分で終わってしまうのです。
内臓だけを食べる人もいるくらい
さんまの内臓はとても人気が高く、
中身までしっかりと食べられるのは
とても貴重な魚といえるでしょう。
単純といえばかなり単純な構造ですが、
さんまの内臓は食べなきゃ損なくらい
素晴らしい栄養が含まれています。
EPA(エイコサペンタエン酸)と
DHA(ドコサヘキサエン酸)、
この2つは聞き覚えありませんか?
EPAは陸上の動植物にはない栄養素の一つで、
魚の中でも特にさんまには
最も多く含まれているものです。
血栓をできにくくする働きがあり、
動脈硬化や心筋梗塞といった病気の予防に繋がります。
DHAはEPAと同じ働きをもっているほかに、
頭の働きをよくしたり
悪玉コレステロールに良い作用があります。
また骨や歯といった硬い組織を
丈夫にするために必要なカルシウムや、
貧血の方にはうってつけのB2。
そしてパソコンを使う現代人に多い
眼精疲労やガン予防にも効果があるビタミンA。
様々な病気を予防してくれる栄養素がたくさん入っていますが、
まだまださんまの内臓には素晴らしい効果があります。
お肌を綺麗に保つ人にとっては嬉しい
レチノールが豊富に含まれています。
このレチノールはお肌に欠かせない
コラーゲンを増やす作用があるのです。
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さんまの内臓やはらわたの取り方は?下処理は洗うもの?
魚自体さばくのが苦手だという方もいますが、
さんまの内臓の取り方はいたって簡単です。
肛門の部分に少し切込みをいれ、
ヒレの近くに包丁をいれ骨を切ります。
※この時、中のワタの部分まで
切らないように注意してください!
右手で胴体をもち左手で頭をゆっくりと
引っ張ると内臓がスルンとでてきます。
内臓を取った後にさんまの中身を見てみると
見事なまでに空洞なので驚きです。
内臓を取り出したら水で洗って
キッチンペーパーなどで水分をとると良いそうです。
フライパン、七輪を使った秋刀魚の焼き方!
さんまの内臓やはらわたには虫がいるの?食べたときの症状は?
魚を食べる時に一番気になるのは寄生虫。
ものによってはとんでもなく辛い症状
(嘔吐・激しい腹痛)にまで
陥ってしまうものまであるので、
気をつけたいとこです。
しかし、さんまのはらわたで生息する
「ラジノリンクス」という赤い虫がいますが、
人体に寄生することもなく食べても問題はないそうです。
赤い色とは反対に真っ黒な姿をした
寄生虫「サンマヒジキムシ」
こちらも体に害はない寄生虫と
されていますので問題はないでしょう。
さんまの内臓は好き好きですが、鮮度が良いものは
苦味のなかに旨味がありとても美味しいです。
鮮度が良いものを選び是非、食べてみてくださいね!
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