皮付きのたけのこを食べるためには、
米ぬかで茹でてあく抜きをします。
お店によっては米ぬかも一緒に売られていたり、
あく抜き用に貰える場合もあります。
しかし、なかなか米ぬかが手に入らず
断念してたことありませんか?
米ぬかがなくてもたけのこのあく抜きは出来るんです!
今回はたけのこのあく抜きについて
基本の米ぬかで行う方法から、なぜあく抜きが必要なのか?
とことんご紹介します。
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たけのこを米ぬかで茹でる理由や時間は?とぎ汁や米でもいいの?
昔からたけのこを茹でる時は
決まって米ぬかを使ってきました。
しかし、なぜ米ぬかでなければならなかったのか?
案外とこの理由は知られていません。
米ぬかを使う理由には2つあります。
1つはたけのこのアクと呼ばれるえぐみを取るため。
これには米ぬかに含まれているカルシウムが、
たけのこのえぐみであるシュウ酸と結びつき和らげるため。
2つ目に米ぬかが持つ油分やアミノ酸!
これはたけのこの繊維を柔らかくさせて
旨味を引き出すためと言います。
水に浸ければシュウ酸は流出するものですが、
同時にうまみまで出て行ってしまいます。
米ぬかの油分がうまく旨味を保持する様にコーティングし、
えぐみを和らげて柔らかく仕上げてくれる作用があります。
つまり、あく抜きというよりも、
たけのこをおいしくするためのものといった感じです。
なお、ぬかがない場合は
米のとぎ汁や無洗米ではないお米でも代用可能。
1.5kgぐらいのたけのこであれば、
大さじ2杯程度のお米で十分です。
ちなみに茹で時間は大きさによりますが、
1時間程度が目安で竹串がスッと通るくらいとしましょう。
たけのこにぬかやとぎ汁、圧力鍋を使った時短方法!
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たけのこを茹でる時に米ぬかがない場合は重曹で代用!
たけのこの下処理で米ぬかもないし、
今日はご飯もう炊いちゃってとぎ汁もうっかり捨てちゃった!
そんな時は家庭にありそうなものとして
重曹(ベーキングパウダー)で代用します。
米ぬかも重曹も弱アルカリ性という共通点があり、
たけのこに限らず山菜のあく抜きなどでも使われています。
山菜のあく抜きや下処理方法!
1リットルの湯なら小さじ1杯程度を入れて茹でます。
重曹を使う場合は皮は始めに剥き、
半分に切ってから茹でてしまいます。
30分程で茹で上がり米ぬかだと後の片付けが大変ですが、、
重曹ならばそうしたこともありません。
たけのこのあく抜きをしないとどうなるの?
たけのこをあく抜きしないで食べた場合、
すぐに引き起こす訳ではありませんが、
体に支障を来す事はある様です。
えぐみの成分であるシュウ酸による症状が考えられ、
胃への負担や尿管結石を引き起こす原因になります。
シュウ酸は収穫後に増えて行くもで、
出来るだけ早く茹でた方がよいとされる理由に
えぐみを抑える意味がある訳です。
他にはアセチルコリンという成分により、
喉や口の中にかゆみがイガイガとした症状を引き起こすことも・・・。
いわゆる仮性アレルゲンというものをが起こり得ます。
十分に加熱することで引き起こしにくくなるため、
あく抜きは必要というわけです。
たけのこアレルギーが起こる原因成分や症状、防ぐ方法は?
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