花には花言葉がありますが、
その由来を知ると面白い由来や、
悲しい物語などから付けられたり・・・
花言葉を付けた人の
想像力に驚くことがあります。
これまでもいくつか花言葉を
ご紹介してまいりましたが、
今日は馴染み深い花から『鳳仙花(ホウセンカ)』
この花の花言葉や由来をご紹介したいと思います。
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鳳仙花とはどんな花?その種類は?
鳳仙花は東南アジア原産で観賞用に栽培されている
ツリフネソウ属の一年草です。
花屋さんでは「インパチェンス」と
販売されている事もあり、
日本ではアフリカホウセンカの
意味で呼ばれている様です。
花の形も通常の鳳仙花とは花の形が異なり、
アフリカホウセンカは花が上に向いて咲きます。
古く日本では女の子が爪を染めるために使われており、
「ツマクレナイ」「ツマベニ(爪紅)」「ツマグレ」など、
沖縄では「てぃんさぐ」と呼ばれている様です。
韓国では鳳仙花の汁を爪に塗り、
初雪の日まで色が残っていると恋が実る
というロマンチックなおまじないがあります。
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鳳仙花の花言葉は?その意味や由来は?
鳳仙花の花言葉は、
・私に触れないで
・心を開く
・繊細
・性急な解決
・せっかち
・短気
・じれったさ
その由来は鳳仙花が持つ特徴からで、
軽く触れただけでも弾ける種の様子から。
そしてギリシャ神話から由来しています。
ホウセンカの種がはじける理由!何個入ってる?
黄金のリンゴを盗んだと王様に疑われた
女神が無実であるのに苦悩し、
自身の体を切り裂いてでも調べてみればよい!
と身の潔白を訴え続け、
結果、花の精により鳳仙花に姿を変わった
という話しから由来している様です。
”急性な解決”や”じれったさ”は
女神の身の潔白を急いだ心情や、
きっと誰も信用が出来ず心を開く事も
できない繊細な女神の姿から
こうした花言葉が付けられたのだろうと思います。
ちなみに「インパチェンス」はラテン語で
「我慢出来ない」の意味を持つそうです。
疑われたら確かに怒りを抑える事は
誰だって出来ないですよね。
鳳仙花の開花の時期はいつ?色は??
鳳仙花の本来の色は『赤』ですが、
園芸用に品種改良されたものには、
赤や白、紫やピンク、絞り咲きなど多くあります。
夏の花で最盛期は7月~8月、
しかし、季語は「秋」になります。
季語は、1年を24に分けその節に季節の
名称を付けた”二十四節気”に準じており、
季語の分類においても使われています。
古く、夏は4.5.6月であり、
鳳仙花の最盛期である7~8月は
二十四節気の季節では「秋」に
分類される事から秋の季語となるわけです。
実際感じる季節感が異なるのは、
古くは月の動きから暦が作られており、
現在では太陽暦なので太陽の動きからといった事から
ズレが生じるものなのです。
しかし、手紙などでは実際咲いている時期に
季語として使う方がよいと思います。
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