山笑う 意味 時期

トレンド豆知識

山笑うとは?意味や由来!いつの時期で季語としての使い方は?


3d4692789980ba2b58f7b16bd528c07a

『山笑う』という言葉をご存知ですか?

俳句などでは春の季語として
使われる言葉。

山が笑うって??
どんな意味?


気になる言葉「山笑う」を詳しく解説いたします!


Sponsored Links




山笑うとはどんな意味?その由来とは?


「山笑う(やまわらう)」

別に山が「アハハハハ」と
笑う訳ではありません。


春の山を思い出してみてください。


新緑萌える季節は、緑が明るく
のどかなイメージが浮かびませんか?


春の山のイメージを「山笑う」というのです。


『春山淡冶にして笑うが如く』

という古く中国河南省の山水画家
「郭煕(かくき)」の画論に拠るものです。


郭煕の著書「臥遊録(がゆうろく)」
記載があり四季を表すものとして

俳句で引用されたのが由来とされています


Sponsored Links



山笑うの時期はいつ?季語とは?


「山笑う」は始めにも触れましたが「春」


季節は3つに分けて仲春を主にし2月~4月

「山笑う」はこの時期の季語となります。


・初春・・・旧暦1月→現在の2月の季語
・仲春・・・旧暦2月→現在の3月の季語
・晩春・・・旧暦3月→現在の4月の季語



また俳句時候の挨拶などに用いられる
”季語”「二十四節気」に基づいており、


季節や月の名称である時候や、
天文・地理・行事や季節の草花など
多く分類に分けられています。


「山笑う」は季語の中でも”地理”に属します。



山笑うの他に「山滴る・山眠る」その意味は??


始めにもご紹介した郭煕の著書には、
山を擬人化した言葉が春夏秋冬あります。


春以外の言葉には、

夏山蒼翠にして滴るが如く
秋山明浄にして粧うが如く
冬山惨淡として眠るが如く


つまりは、

”山滴る”は夏の季語
”山粧う”は秋の季語
”山眠る”は冬の季語

ということになります。


山滴る三夏といわれる

初夏・仲夏・晩夏の季語となり、
水が滴りそうな瑞々しい夏山の緑を表し、


”山粧う”三秋である

初秋・仲秋・晩秋の季語で、
秋の紅葉し色づいた秋山を表し、



そして”山眠る”三冬
初冬・仲冬・晩冬の季語、


落葉樹は葉を落とし、
地域によっては雪がつもり

静まり返った冬山
表した言葉という訳です。


なかなか普段使う言葉ではないですが、知ると

山がもっと身近で表情を持った
親しみを感じる様な気がしませんか?


また、登山言葉でも使われる様で、
”山笑う”はよく使われる言葉の様です




山を擬人化するなんて面白い発想であり

今忘れさられようとしている
風情や情緒をとっても感じさせる

素敵な言葉だと思いませんか?


春山に登山やハイキングに行かれた時の
話のネタにいかがでしょうか?



他の言葉はあまり知られていないので、
山にちなんはお話におすすめです。

今日は『山笑う』について解説しました!


  Sponsored Links



 



この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: 
リンク

カスタム検索
最新の投稿
カテゴリー
リンク

人気記事一覧
カスタム検索