バリウムの副作用って？かゆみや吐き気の症状以外に腰痛になることも？

健康診断や人間ドックで
バリウムを飲む事がありますが、

飲んだ後に苦しくなったり
酷く便秘になったりすることがありませんか？

これって副作用？

バリウムの副作用についてご紹介します。

バリウムの副作用でかゆみやじんましんが出ることも！？

医療用で使用されているバリウムは、
『硫酸バリウム製剤』といい造影剤です。

バリウムイオンと硫酸イオンから生成される
イオン結晶性の化合物です。

天然鉱石では重晶石として存在しています。

医療用として使われているものは
化学反応し合成品のものを使っています。

安全性は取られているものの、
金属であることからアレルギー症状を
持つ方には症状が出る事があります。

その中には、かゆみや蕁麻疹を
発症するケースがあり、

バリウム検査を行う場合には事前の問診を要します。

バリウム検査後、腸内に残る事があり
それにより引き起こします。

バリウムが出ないとどうなる？

前回の検査では大丈夫だったとしても、
次回では出てしまうということはありえます。

頭痛や吐き気、胃痛・・・これってバリウムの副作用？

バリウムを飲んだ後から、
頭痛や吐き気がする・・・
なんて方も少なくない様です。

しかし、実はバリウムの副作用というよりも、

バリウムを飲む前に使用する
”ブスコパン”の副作用であることが高いです。

それというのもバリウムの副作用には、
”ショック、アナフィラキシー様症状”

いわゆる

・顔面蒼白
・四肢冷感
・血圧低下
・チアノーゼ
・意識喪失
・潮紅
・顔面浮腫
・咽頭浮腫
・呼吸困難

といったものがあげられます。

アナフィラキシーショックの症状！原因の種類と治療法

ブスコパンは胃液の分泌を一時的に抑えたり
沈痙・消化管運動抑制作用を示す抗コリン薬です。

抗コリン薬は、副交感神経遮断薬です。

その為、頭痛や吐き気といった症状を起こす
緊張性頭痛を発症させることがあります。

ブスコパンは糖尿病であったり、
心疾患がある方には禁忌なので、

そうした場合には使用される事はありません。

腹痛や胃痛といった消化器症状が出た場合は、
消化管の閉塞やその疑いがある事があります。

バリウムがなかなか排出されないことで、

消化管に穴が開いたり、腸閉塞、
バリウム虫垂炎といった症状を起こします。

特に”高齢者”は注意が必要とされています。

バリウムの副作用で腹痛や腰痛になることも・・・？

バリウムを飲んで腰痛？

なんて驚く方もいらっしゃる様ですが、
実はあるんです！

特に高齢の方に多く、
やはり腸内で残ったバリウムによるものです。

激しい腹痛に伴い腸洗浄など施しても
まだなお停滞した際、

骨盤内にバリウムが停滞することで
”直腸穿孔”を起こしているという事もあります。

原因を持っている・疑いがある方への
バリウム使用は医療関係者でも十分に配慮しています。

前回、大丈夫だったから・・・

と安易に受けると思わぬ副作用に
悩まされるのでしっかり問診の際に伝えましょう。

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