みなさん「穀雨(こくう)」とは何かご存知ですか?
穀雨とは、天文学や暦に関係した言葉で、
二十四節気の第六番目を指します。
穀雨は、太陽黄系30度になる瞬間、またはその日のことを指し、
立春や立秋の日と同じように毎年日にちが変わります。
2012年、2013年は4月19日でしたが、今年2014年は4月20日です。
その日はおうし座の始まりでもあります。
それでは、その穀雨にはどのような由来や意味があるのでしょうか?
また、なぜ年によって日にちが変わるのでしょうか?
ここでは、それらの疑問ついてお答えします。
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穀雨の意味や由来とは
穀雨とは二十四節気の一で、晴明の次に当たります。
これは春季の最後の節気で、穀雨が終わると立夏となります。
穀雨の終わりのころには八十八夜(5月2日)となり、
夏の季節へと移り変わっていくのです。
また、穀雨は4月20日(または19日)から立夏までの期間としての意味もあります。
この時期にはもう朝に霜も降りることもなくなり、
蝶々などが飛び回り、ストーブなどの暖房も完全に必要でなくなってきます。
また、このころにたくさん降る春雨が大地を潤すので、
種まきの時期として農業を営む方の目安となっています。
この時期の春雨は「百穀春雨」とも言われ、
全ての穀物の芽を出させる雨として知られています。
穀雨の日にちはなぜ毎年違うの?
穀雨の日にちは太陽黄系が30度になる瞬間の時間によって決まります。
この時間は、1年が厳密には365日と6時間であることから、
毎年6時間ずつずれていくのです。
そのため、毎年違う日にちとなってしまいます。
2001年からの穀雨の日にちと、太陽黄系が30度になった瞬間の時間は、
以下のようになっています。
2001年 4月20日 00:35
2002年 4月20日 06:20
2003年 4月20日 12:02
2004年 4月19日 17:50
2005年 4月19日 23:37
2006年 4月20日 05:26
2007年 4月20日 11:07
2008年 4月19日 16:51
2009年 4月19日 22:44
2010年 4月20日 04:29
2011年 4月20日 10:18
2012年 4月19日 16:12
2013年 4月19日 22:03
2014年 4月20日 03:55
2002年 4月20日 06:20
2003年 4月20日 12:02
2004年 4月19日 17:50
2005年 4月19日 23:37
2006年 4月20日 05:26
2007年 4月20日 11:07
2008年 4月19日 16:51
2009年 4月19日 22:44
2010年 4月20日 04:29
2011年 4月20日 10:18
2012年 4月19日 16:12
2013年 4月19日 22:03
2014年 4月20日 03:55
ご覧の通り、時間がほぼ6時間ごとずれていることが分かると思います。
しかし、なぜ毎年6時間ずれ続けているのに日にちは
19日か20日だけをぐるぐる回っているのか?
と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その答えは簡単。
4年に一度のうるう年で、そのずれは解消されるのです。
1年は365日と6時間ですから、4年たてば6×4で24時間、
つまり一日余計な日ができるわけです。
それが2月29日。
この仕組みのおかげで、穀雨の日も19日か20日の2つだけとなり、
その他の日付になるということは起こらないのです。
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