しばし耳にすることもある甲状腺がん。
喉にぽっこり腫れ物が・・・。
自分の目などで発見が出来るがんです。
実際にはどんな症状なのでしょうか?
今日は、甲状腺がんの症状についてお話します。
Sponsored Links
甲状腺がんの症状は?子供の場合は?
甲状腺は、
男性であれば首の付け根あたり。
女性であれば首の真ん中あたりにあり、
蝶が羽根を広げた状態の様な型をしています。
男女共に大きさは
幅2センチ程度、長さは4センチほどで、
普段は触ってもほぼ分かりません。
甲状腺の症状は、甲状腺の部分に
しこりのように腫れ、
しこりがあるだけで他に自覚症状がありません。
発症は20代~50代女性に多いのが特徴です。
「しこり=がん」と結びつけるのは
なんともしがたく、腫瘍に良く似た
良性の腫瘍である場合もあります。
甲状腺がんの原因!ストレスやセシウムも関係してる?
また、甲状腺のしこりは3つに分類されます。
1つは甲状腺の左右どちらか
一方にだけできる「腺腫」という良性腫瘍。
2つめは腺腫と似た変化を起こすものとして
「過形成」という腺腫様甲状腺腫です。
左右の甲状腺に大小のしこりが複数出来て、
多く出来ると首全体が腫れた様に見えるのが特徴です。
腺腫に比べると大きな物が多いです。
3つめは、「がん・稀に悪性リンパ腫」
甲状腺がんは、しこりのうち20%ほどで、
他のがんよりも進行が遅く、完治しやすいのが特徴です。
なお、甲状腺がんには
・乳頭がん
・濾胞(ろほう)がん
・髄様(ずい)がん
・低分化がん
・末分化がん
・悪性リンパ腫
いくつかのタイプがあります。
子供でも首の腫れを訴える場合がありますが、
一時的なものなどあります。
一応、小児科にかかっておいた方がよいでしょう。
将来的にバセドウ病や、橋本病などを
発症させる要因でもあるからです。
甲状腺がんの症状を検査する方法は?
症状を検査する方法は、
一般的に以下の様なことが行われます。
・触診
・レントゲン検査
・超音波検査
・CT検査
・血液検査
※サイログロブリンという物質の数値と、腫瘍マーカー。
・穿刺吸引細胞診検査
※直接しこりに針を刺し、細胞を取り調べる検査。
・レントゲン検査
・超音波検査
・CT検査
・血液検査
※サイログロブリンという物質の数値と、腫瘍マーカー。
・穿刺吸引細胞診検査
※直接しこりに針を刺し、細胞を取り調べる検査。
なお、シンチグラム検査というものがあり、
甲状腺に取り込まれているヨードに対し、
放射線物質を注射し、検査する方法です。
現在は再発時に検査することが増え、
初診の検査では行われなくなりました。
Sponsored Links
甲状腺がんの症状が再発することあるの?生存率は?
日本人がかかる甲状腺がんのほとんどが
「乳頭がん」で、進行が遅いがんです。
10年生存率は90%以上とされていますが、
局所のリンパ節転移を起こしやすいとされています。
また、「濾泡がん」は甲状腺がんの5%と低く、
血液に流れて肺や骨に転移しやすいとされています。
転移しなければ、乳頭がんと同じ生存率です。
再発については個人の体質にもよりますが、
再発したとしても数十年経過してからということもある様です。
Sponsored Links
こちらの記事も読まれています!
コメントフォーム