痒くて掻きむしって出来た「とびひ」
そのままにしていても治るものではありません。
とびひの初期の段階や、
程度が軽いものであれば、
市販されている、
とびひの塗り薬でも治せる様です。
ドラッグストアなどで販売している、
とびひの薬についてご提案します。
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とびひの薬、大人や子供に効果的なのは?
市販されているとびひの薬は、
「化膿性皮膚疾患用薬」に入ります。
その中でも抗生作用のあるものを選びます。
とびひの原因であるブドウ球菌などを
殺菌・増殖の抑制などに効果がある成分が
含まれている薬を以下にまとめました。
・テラマイシン軟膏
効果:とびひ・めんちょう(ニキビ)・毛のう炎
・ドルマイシン軟膏
効果:火傷および化膿予防、治療・膿痂疹(とびひ)、
化膿症,伝染性皮膚炎,皮膚潰瘍
・ドルマイコーチ軟膏
効果:化膿を伴う主な諸症・化膿性皮膚湿疹
・エピロンエー
効果:化膿性皮膚疾患、とびひ、めんちょう(にきび)
と言ったものが、
とびひの薬として市販されてますが、
効果があるとされているのは、
テラマイシン軟膏や、ドルマイシン軟膏とされています。
細菌性であり感染性のある
とびひの治療としては、患部を消毒をします。
その後、上記の様な薬を
使用するといった事が一般的です。
過度に消毒をしてしまうと、皮膚再生細胞まで殺してしまい、
かえって皮膚再生が遅れてしまう可能性も多いにあります。
医療現場でも、床ずれなどの治療として行っている
消毒後、残った薬剤による細胞の死滅を避ける為に、
生理食塩水で洗い流した後、
患部をガーゼなどで覆うなどするのがよいでしょう。
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とびひの薬はいつまで使えばいいの?
とびひの薬の効果は個人差もありますが、
使用後1ヶ月経過しても
改善の兆しがない場合には、医師の診断を受けましょう。
赤みが取れるまでが、とびひの薬を使用する
目安となりますが、再発する可能性があります。
特に飲み薬を出された方については、
医師に判断をいただく事をおすすめします。
リンデロン、ロコイド、アクアチムはどう効果が違う?
まず、とびひの薬の代表である
リンデロン、ロコイド、アクアチム
それぞれの薬の効能をまとめてみました。
・リンデロン(ステロイド系軟膏)
リンデロンV・・・抗炎症作用
リンデロンVG・・・抗炎症作用・化膿止め
腫れ・赤み・湿疹などの皮膚疾患に使用される薬です。
ステロイド成分の薬であるため、
長期の使用は避けたい所ですが効果はあります。
薄く塗ることが効果をもたらすポイントです。
とびひに対しては効果がありません。
実はリンデロンはアレルギー用の薬です。
化膿止めが入っているから抗菌の作用があるんでしょ?
と思われがちで、稀に皮膚科で
処方されることもある様ですが、間違いです。
防腐抑制の為に抗生物質を含めていますが
症状を抑える為に含まれている訳ではなく、
とびひの原因菌に対して効果のあるものではありません。
また、リンデロンをとびひの治療に使った事から
逆効果をもたらし、重症性のとびひになってしまうこともあります。
とびひの薬として処方されたら
別な薬を処方してもらう様にするか、
病院を変えた方がよいと言えます。
・ロコイド(ステロイド系軟膏)
ステロイド外用薬の中でも穏やかであり、
副作用も出にくい薬です。
子供などの皮膚疾患で用いられる事があります。
炎症を鎮めたり、腫れや赤みを抑える効果があり、
湿疹や、アトピー性皮膚炎など様々な皮膚疾患に用いられます。
しかし、効果としては皮膚感染症では
用いられる薬ではありません。
リンデロンと同様で殺菌の作用などが無いからです。
・アクアチム(ニューキノロン系抗生物質外用薬)
同様の薬に、ナジロキサンやナジフロ
と言ったものがあります。
ブドウ球菌やにきび菌などによる
皮膚疾患に効果がある抗生物質薬です。
細菌の増殖の抑制や、殺菌作用があります。
とびひなどの皮膚感染症の治療に用いられます。
・・・こうしてまとめてみれば一目瞭然ですね。
薬効や効果などきちんと把握して治療しなければ、
返って酷い目にあうこともあるという事です。
とびひがあまり酷い場合には、
内服として抗生剤も処方される様ですが、
初期の段階であれば適切に自宅治療でも
治されている方もいらっしゃいますので、
とびひを放置はせずに治療はしましょう。
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