日々の料理に欠かせない調味料の1つみりん。
みなさんはアルコールの心配はされていますか?
スーパーなどで見かけるみりんは、大きく2つの種類に分けられており、
アルコールが含まれる「本みりん」と
アルコールはほぼ含まれていない「みりん風」があります。
妊娠中や小さなお子さんがいる場合、
アルコールを含むみりんを使っても良いものか?
不安になる方もいるかもしれません。
そこで今回はみりんについての豆知識や
みりんのアルコールが危険なケースがあるのかを紹介します。
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みりんのアルコール度数はどれくらいあるの?
スーパーなどでよく見かけるみりん。
日本には16世紀頃の戦国時代に中国から伝わったという説があります。
伝わった当時から江戸時代にかけては、
調味料としてというよりも甘みのある高級なお酒として親しまれていました。
一説では、江戸時代中期頃より調味料としても使われ始めたと言われており、
日本人にとっては調味料としてよりも飲み物としての歴史の方が深いとも考えられます。
そんなみりんですが、過去にお酒として愛飲されてきたように、
12.5~14.5%ほどのアルコール度数を持つお酒です。
というのもみりんは、米麹・もち米・焼酎か醸造アルコールが原料で、
酒類免許がない場合には販売が不可な調味料なのです。
みりんがもたらす効果としては、
品の良い甘み・照りやツヤ・煮崩れ防止・味の染み込みの良さなどが挙げられます。
このみりんは「本みりん」と呼ばれていますが、
もう一つ「みりん風調味料」というものもあります。
こちらは「風」だけあって原料は水飴・酸味料などが使われており、
アルコール度数は1%未満の調味料になります。
本みりんと比較すると、本みりんのような効果を得るのは難しいですが、
酒税がかからないためリーズナブルに入手することができます。
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みりんに含まれるアルコールは妊婦や子どもに危険?
妊娠中、妊婦さんの飲酒は胎盤を通じて
赤ちゃんに悪影響を与える可能性があるため、控えるようにされていますよね。
そのような時に気になるのが、
アルコールを含んでいるみりんの調理の仕方ではないでしょうか?
心配という方もいるかもしれませんが、料理で使う少量のみりんであれば、
加熱することで煮沸されアルコールを飛ばすことができるため、
それほど心配する必要はないと言われています。
また同じく小さなお子さんがいるご家庭でも、
しっかり加熱することでみりんのアルコールは飛ぶため問題ないと言われています。
ただし、加熱しない料理にみりんを使う場合は、
事前に煮切ってアルコールを飛ばしておく作業が必要になります。
みりんのアルコールの飛ばし方
みりんのアルコールを飛ばすために
煮切る方法には、以下の2つの方法があります。
・レンジを使う方法
少量のみりんのアルコールを飛ばしたい時に
おすすなのがレンジを使う煮切りです。
手順はとても簡単で、大きめの耐熱容器にみりんを大さじ1入れ、
ラップをかけずに600wで1分程度加熱するだけです。
アルコールが飛んでいるかどうかは味とにおいで確認します。
レンジを使用すると、20~30秒ほどすると沸騰してくるので、
そのまま放置しアルコールを飛ばしていきます。
大きめの容器を使い、みりんが吹きこぼれないよう注意しましょう。
・鍋を使う方法
大量のみりんのアルコールを飛ばしたい時に
おすすめなのが鍋に火をかけ煮切る方法です。
こちらも手順は簡単で、みりんを入れた鍋を火にかけ
沸騰後しばらくそのままにしておくというものです。
例えば、みりん100mlを煮切りたい場合、
沸騰時間はおよそ60~90秒程度が目安となります。
みりんのアルコールを飛ばすことで
風味が良くなり、甘みやうま味が格段に良くなります。
ドレッシングや和え物、マリネなど加熱しないおかずに
みりんを使う時は特に煮切ったものを使うのがおすすめです。
ひと手間でさらに料理がおいしくなりますので、
ぜひみりんのアルコールは飛ばして使用してみてください。
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