啓蟄(けいちつ)という言葉を聞いたことがありますか?
啓蟄とは二十四節気(にじゅうしせっき)の第3番目で二月節、
3月6日頃にあたります。
二十四節気は立春から始まり、1年を24節に分け、大寒で終わります。
啓蟄の前後は2月19日頃の雨水と、3月21日頃の春分に挟まれています。
啓蟄の日にちは年によって変わり、昨年2013年は3月5日でしたが、
2014年は3月6日となります。
そんな啓蟄ですが、実は雛人形とある関係があるのです。
ここでは、啓蟄の意味と、雛人形との関係についてご説明します。
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啓蟄の意味とは??
啓蟄の啓は「ひらく」、蟄には「土中で冬眠をしている虫」という意味があり、
啓蟄は
「春が近づき大地が暖まって、冬眠をしていた虫たちが穴から出てくる頃」
と言う意味を指します。
この時節にはだんだんと気温も上がり、春雷も多くなってきます。
雪も溶け、山菜が店頭に並び始め、
春の訪れを食材からも感じられる時季となります。
したがって、啓蟄は3月6日(5日)当日を指すだけではなく、
春分前日までの期間としての意味もあります。
啓蟄と雛人形の関係とは・・・??
雛人形を飾るのに良い日は雨水の2月19日頃とされています。
この日に雛人形を飾ると、良縁に恵まれるとされています。
では、片づけるのに良い日はいつでしょう?
・・・そう、実は啓蟄の日が雛人形を片づけるのに最適の日とされているのです。
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なぜ啓蟄の日に雛人形を片づけるの??
冬眠していた虫たちが活動を始め春の息吹を感じる啓蟄に雛人形を片づけるのには何かしらのわけがあるのでしょうが、
実はその本当の理由は分かっていません。
雨水の日に飾り、3月3日のひな祭りが終わった数日後に来る啓蟄の日が、
雛人形をしまうのにはただ“ちょうどよかった”という説もあるそうですが・・・。
なので、必ずしも啓蟄の日に
しまわなくてはならないというルールはないようです。
ただ、いつまでも飾っておくと、
嫁に行くのが遅くなるという迷信もあるので、
啓蟄の日を目安に片付けるようにしましょう。
雛人形を片づける際の注意点
雛人形は、必ず晴れの日にしまうようにしましょう。
雨の日にしまうと湿気のせいでせっかくの人形にカビが生えてしまいます。
また、人形の顔には素手で触らないようにしましょう。
これは、人形を飾るときにも注意しなければいけない点です。
手の油がシミになったり、塗料が取れてしまう恐れがあります。
そして、箱にしまう前に人形一体一体のほこりを落とし、
人形用の防虫剤などと一緒にしまいましょう。
箱に詰める緩衝材の紙などは毎年新しいものに変えることをお勧めします。
可愛い娘さんの健やかな成長を祝う雛人形、
雨水に飾り啓蟄に片づけることを忘れずに大切に扱いましょう!
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