今、世界中の小児科医が
予防接種の同時接種を推奨しています。
しかし、医師からの勧めであっても
不安がありますよね。
実際、予防接種を同時に行う事とは
どんなメリットがあるのでしょうか?
逆にリスクは・・・?
今日は、予防接種(同時接種)についてお話します。
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予防接種、同時接種とは?メリットは?推奨されてる理由は?
予防接種の同時接種とは、
2種類以上のワクチンを
1度の通院で接種することです。
効果・安全性においては、
単独で接種した際と変わりがないとされています。
どうしても小さなお子さんは
免疫力が弱いものです。
そして、小さなうちにかかる
感染症には重い病気が数多くあります。
かかってしまった場合、最新の医療を持っても
よい治療方法がまだないものもあります。
ただ、近年では日本で接種出来る
新たなワクチンが増えて、
ワクチンで防げる病(VPD)が増えました。
また、中には2 ~3回接種をしないと
確実な免疫が出来ないものもあり、
ワクチンを1種類ずつ接種していては、
免疫が出来るまで時間がかかってしまいます。
病気はいつ何時かかるかわかりません。
そして毎週通院するのは保護者やお子さんに
とっても大きな負担になるため、
安全性も1種類の接種と変わらないということ、
ワクチンの効果を有効に発揮させるために、
今、世界では同時接種が勧められています。
強制ではないので希望であれば
1種類ずつの接種も可能です。
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予防接種、同時接種のリスクは?発熱など起こらないの??
ワクチンには、
生ワクチンと不活性ワクチンと
2種類に分けられます。
生ワクチンとは、病原体が生きているけれど
病気にするほどの力がないウィルスが
入っているワクチンです。
不活性ワクチンは、
ウィルスや細菌の一部(多くはたんぱく質)
というものです。
生ワクチンは生であることから
感染し、病状が出る事があります。
不活性ワクチンは不活性化されているので
病気を発症させることはありません。
赤くなったり局所反応、発熱などがおこるのでは?
と心配になることもありますが、
総合すると1種類で受けるのと同じです。
また、BCG接種については、免疫不全の
お子さんが受けると死亡するケースがあります。
免疫不全のお子さんでも安心して
受けられる四種混合ワクチン、
もしくは
三種混合ワクチン+ポリオ不活性ワクチンや、
肺炎球菌ワクチン、ヒブ・ロタを
最初に受ける様勧められます。
予防接種、同時接種の方法は?いくつまでに行うの?
・生後2ヶ月~
肺炎球菌ワクチン+ヒブ+ロタの1回目の同時接種
・生後3ヶ月~
ヒブ+肺炎球菌+ロタの2回目の同時接種と、
四種混合ワクチン
又は、
三種混合ワクチン+ポリオ不活性ワクチンの
1回目の同時接種実施。
・満1歳になったら直ぐ
麻疹+風疹2種混合ワクチン+肺炎球菌ワクチンの
同時接種実施。
ワクチン接種については、
かかりつけの主治医から指示があります。
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