夏の炎天下!!
ここ数年では35度を超える猛暑続きで、
気をつけていても救急搬送される方も
増えている熱射病や熱中症。
この「熱射病」「熱中症」同じ意味で
言われている様な気もしますが
違いは?・・・皆さんご存知でしょうか?
今日は熱射病と熱中症について、お話しますね。
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熱射病と熱中症の違いは?
熱射病とは、中枢機能に異常をきたしてしまい、
それにより体温調節ができず、
体温が40度以上に上昇してしまいます。
時には高度の意識障害や、多臓器不全、
最悪な場合には死に至ります。
つまり熱射病は、身体の熱を発散出来ず、
体内にこもってしまう状態です。
熱中症は、屋内外問わず高い気温が原因で
引き起こす熱障害の総称です。
・熱失神 重症度I度
・熱痙攣 重症度I度
・熱疲労 重症度II度
・熱射病 重症度III度
と4つに分類され、熱射病も熱中症の1つといえます。
この4つは死に至る危険性がとても強いので、
気をつけてください。
重症度の分類として
I度 ・・・軽症。日陰などで休んだり、水分補給で回復できる。
II度 ・・・中等症。受診し、補液など処置を受ける必要あり。
III度・・・重症。救急搬送し、入院治療を要する。
I度 ・・・軽症。日陰などで休んだり、水分補給で回復できる。
II度 ・・・中等症。受診し、補液など処置を受ける必要あり。
III度・・・重症。救急搬送し、入院治療を要する。
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熱射病と熱中症の症状や予防方法は?
熱中症および熱射病の症状は、
・めまい
・失神
・頭痛
・吐き気、
・体温の上昇
・異常な発汗(もしくは汗が出ない)
といった症状として起こります。
熱射病や熱中症の予防方法としては、
少しずつ暑さに身体を慣らすといったことや、
出来るだけ通気性や吸収性の良い衣類の着用。
直射日光にあたる場合には、帽子を被る様にしましょう。
気化熱などを上手につかい、出来るだけ
手や顔を冷やしたり、首周りを冷やすなど
身体を冷やす様にします。
ただ、あまり冷やしすぎると、
お腹を壊したりするので、
「ちょっと頭痛いな」
といった症状が出た場合には即冷やしましょう。
ミネラルが豊富な水分の摂取を
マメに行うことも、熱射病の予防策に繋がります。
特に熱痙攣は、体内の塩分やミネラルが不足して起きます。
熱射病 熱中症の疑いがあるときは
水分などではなく、糖分や塩分、ミネラル分などが
含まれた飲料を飲む様にしましょう。
熱射病と熱中症の処置や治療方法は?
熱射病の処置は、病院へ搬送するまでの処置として、
涼しい場所へと移動させて、衣服をゆるめます。
そして、首の後ろ・脇の下・太ももの付け根など
太い血管が通る箇所を冷やします。
冷やすものが無い場合には、
タオルなどを水に浸した物を身体に乗せ、
うちわなどで風を送り、気化熱で身体の表面を冷やします。
ただし、冷やし過ぎてもいけないので
震えが起こる程はやらないこと!!
飲物が飲める様であれば、スポーツドリンクや
熱中症対策ドリンクなどを飲ませましょう。
軽度から中等度の脱水状態の方の水・電解質を補給・維持するのに適した病者用食品です
なお、治療法は速やかに病院に搬送し、
医療現場にて、輸液と冷却療法を行います。
熱射病から回復したと思っても、ぶり返す可能性もあるので、
軽度であっても、きちんと受診しておきましょう!
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