寒い季節、重宝する湯たんぽ。
最近では節電やエコの観点から
多くのご家庭で使われている暖房グッズですね。
電気にはない柔らかな暖かさに
ついつい長時間触れていたくなりますが、
皮膚に接触したままにしていると
低温やけどを起こし、冬の事故に多い1つです。
湯たんぽで起こるやけどには
どんな原因があるのでしょうか?
処置の方法や治療は?
今日は、湯たんぽで起こるやけどについてお話いたします。
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湯たんぽで起こるやけどの原因は?防止方法は?
低温やけどとは、45度程度の
暖かいものが長い時間、
場所をかえずに同じ部位に触れていることで
皮膚の奥深くまでやけどを起こす症状です。
肌の弱さでも差は異なりますが、
低温やけどと時間の長さは関係があります。
43度・・・10時間以上
44度・・・3~4時間以上
45度・・・1~3時間程度
46度・・・30分~1時間程度
50度・・・2~3分
44度・・・3~4時間以上
45度・・・1~3時間程度
46度・・・30分~1時間程度
50度・・・2~3分
湯たんぽの表面温度は、材質や
使用するお湯の温度などでも異なりますが、
ゴム製湯たんぽでも55度のお湯をもちいり、
ネルのカバーを付けた状態であっても
始めのうちは48度近くを保ちますので、
同じ位置にずっと置いておくのは危険です。
湯たんぽのお湯の温度!赤ちゃんに使うときは?
防止としては、カバーに入れ
体から10センチほど離れたところに
置くなど肌に直接触れない位置に置く事です。
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湯たんぽによるやけどの水ぶくれの処置や治療方法は?薬は?
湯たんぽで起きる低温やけどは
ダメージが大きく水ぶくれの発生は、
やけどの中でも深刻です。
皮膚の腫れなどもあり痛みが伴います。
水ぶくれが出来る場合には無理に破かず、
そのまま病院にて受診しましょう。
水などで冷やしてもあまり効果はなく、
自分で治療する方法はあまりに危険ですし、
治りを遅くするだけでなく悪化させる可能性があります。
そもそも皮膚組織自体に損傷があり、
その下の細胞にまで到達しているものですから、
なかなか民間療法などで治して行く事は困難です。
場合によっては患部が壊死し、
その部分を切り取らなければならない場合も・・・。
万が一、年末年始など医療機関が開いていない場合、
そして水ぶくれが破けてしまった場合には、
受診出来る日まで処置を行っておきましょう。
”湿潤療法”が最も効果的で薬などを塗ると
肌を再生させる為の細胞すら殺してしまうため、
患部を水で洗った後ワセリンを塗り、
ラップなどを当てた上からガーゼなどを当てて固定し、
患部を乾燥させず肌細胞の生成の妨げを防ぎます。
湯たんぽでやけどを起こすと跡が残る?
低温やけどは治りが遅ければ遅いほど
跡が残ると言われています。
それはやけどの深さによって左右し、
深ければ深いほど完治までが長引き、
跡が残るという様に言われています。
また、低温やけどによる跡残りなどは
形成外科の受診となります。
治療の場合には皮膚科へ行ってくださいね!
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