頬が真っ赤になる「りんご病」
多くは子供のうちにかかる病気ですが、
大人もかかる感染症です。
さらに特効薬がない病気で、
大人は重傷化しやすいといいます。
薬がないりんご病の治療方法、
合わせてその症状などご紹介します。
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りんご病の症状とは?大人がかかると??
りんご病は「パルボウィルスB19」という
ウィルスによる飛沫・接触によって感染するものです。
感染後およそ2週間ほどの潜伏期間を経て発症します。
風邪やインフルエンザの様な初期症状があり、
特徴的なのは鼻の付け根あたりから頬へと広がる
「蝶形紅斑」という真っ赤な発疹や赤みが広がります。
さらに腕や脚、腹部やお尻まで広がり
かゆみを伴うこともあります。
発熱や頭痛、咳、筋肉痛や関節痛、倦怠感なども起こりますが、
子供の場合は比較的軽度で済む事が多いです。
大人の場合にはこれらの症状が強く出て、
立ち上がって歩く事が出来なくなるほどの
関節痛や腰痛といった症状を起こす事があります。
妊婦がかかってしまうと更に胎児への影響が起こり、
「胎児水腫」を合併することがあります。
死産や出産後、間もなく亡くなってしまうという
最悪なケースも引き起こすことがあります。
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りんご病の治療方法は?病院に行くべき?出勤や通学、通園はしていいの?
インフルエンザなどとは異なり特効薬がないりんご病。
特に妊婦さんともなれば薬はおろか
お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす・・・
という事もあり風邪以上にかかると怖い病気です。
また、お子さんの場合には、
症状が軽いとはいっても個人差もあります。
基本的に治療法がないので「自然治癒」ですが、
皮膚の発疹が強く出る場合もあるので
そうした場合には軟膏や内服薬が処方されます。
極まれなケースですが「心筋炎」「脳炎」といった
合併症を引き起こす事もあります。
熱が高過ぎたり異常が見られる場合には、
早めに病院へ行くべきだといえます。
妊婦さんは自分だけの身体ではないので、
りんご病に効く薬はなくとも
主治医の指示に従い病状の治療を行うといいと思います。
りんご病にかかった場合は学校や幼稚園、保育園。
大人ならば会社がありますが出席停止になるのか?
りんご病の特徴として、赤く発疹が出る頃には
ウィルスの感染力も弱い事で出席停止にはなりません。
発疹が出ていても元気であれば出席は可能!
とはいえ学校や職場には報告しておきましょう。
りんご病が完治するまでの期間はどれくらい?
りんご病は潜伏期間におよそ2週間を要してから発症します。
完治するまでの期間は
発疹は出てから1週間~10日ほどで消失。
しかし治癒までには個人差もあるので、
少々長引いている場合には受診されるとよいでしょう。
運動など激しく身体を動かすと血流がよくなり、
汗も触れるので発疹の痒みが増してしまい、
悪化してしまう事もあるので控えるのが賢明です。
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