「りんご病」というと子供の病気と思いがちですが、
大人の感染もあり、重症化しやすい特徴があります。
日頃からそうした感染症は気をつけたいもの!
特に妊婦さんの感染はお腹の赤ちゃんへの
影響があり注意がとても必要です。
妊婦のりんご病の原因や胎児への影響、
その症状から治療法や予防とご紹介したいと思います。
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妊婦がりんご病にかかるとどんな症状が起こるの?
5年ごとの流行周期で発症数が増えるという「りんご病」
前回流行したのが2011年ということで、
2016年である今年は大流行する可能性がある様です。
りんご病とは「伝染性紅斑」といい、
乳幼児への感染は少ないですが、
主に3~12歳が多いとされています。
子供の場合は重症化は少ないですが、
大人や妊婦の場合には重症化する事も多いといいます。
「ヒトパルボウイルスB19」という
ウィルスにより両頬が真っ赤になる感染症で、
1度感染して免疫が付くと生涯かからない!
と言われていましたが、絶対ではないという声もあがります。
その症状は顔が真っ赤になる1週間~10日程前より
発熱や関節痛、筋肉痛や倦怠感といった
風邪やインフルエンザに似た症状を発症します。
その後、腕や太腿などにも編み目の赤みを帯びます。
りんご病の治療方法や完治までの期間は?
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りんご病になったときの赤ちゃんへの影響は?
大人の場合には重傷化するという点以外に、
妊婦さんの場合には自身の体調以外にも、
お腹の赤ちゃんへの影響に注意!
厚生労働省の調べでは前回流行年であった2011年の調査で
ヒトパルボウイルスB19に感染を確認し、
母体感染が見つかったのが69人。
そのうち、
・流産・・・35人
・死産・・・14人
・中絶・・・3人
・出産・・・17人(無事の出産)
さらにこの69人の方々には主立った症状がなく
気付かないうちに感染していたと言います。
りんご病は初期段階である
発熱などの時期が最も感染力が高く、
頬が赤くなるといった症状の時期には
感染力が弱くなるという特徴があります。
大人にはこうした症状に自覚がなく
知らぬ間に感染している事も稀ではない様です。
そして自覚症状が無かった方のほとんどが
家族や同僚などといった身近な方々が
りんご病に感染していたといいます。
採血で母体感染は確認出来ますが、
胎児への感染判断は羊水・超音波異常、
臍帯採血や胎児の体液中の感染検出が必要です。
さらに「胎児水腫」という産後の症状などもあり、
命に関わる疾患でありながら
ワクチン予防などがないのが実情です。
りんご病を予防するためにできる対策は?
頬が赤くなるという症状は少ないとされるのですが、
関節痛は感じている方が多く、その割合は70%ほど
些細ですが風邪かな?と思われる症状を感じたら
すぐに病院で見てもらうのが賢明です。
感染経路は飛沫と接触感染であり、
特に春~夏に流行する兆しがあるので、
いつも以上に手洗いやマスク着用を心がけること!
これしか対策がないのが実情です。
治療も特効薬がないので自然治癒を待つ他ありませんが、
主立った症状があれば、まずは医師の診断指示に従ってください。
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