花祭りでお馴染みの「甘茶」
古くは日常的に飲まれていたお茶の1つで
今ではあまり飲む事が少なくなりました。
実はとても健康効果もあり、
糖尿病の方にもおすすめの健康茶です。
今日は甘茶の作り方やその効能など
ご紹介したいと思います。
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甘茶の作り方!自作方法は??
「甘茶」はユキノシタ科アジサイ属の
植物で、ヤマアジサイの変種
「小甘茶(あまちゃ)」と呼ばれています。
主に本州の山地に自生していたり、
庭木として栽培されていたりとも・・・。
花の咲く時期は初夏で、
甘茶を作る場合には花を咲かせる前に
花を早いうちに摘み取り9月に収穫します。
甘茶の原料は「葉」で、
枝ごと収穫して葉だけを選別し収穫。
摘んだ葉はよく洗い、
天候にもよりますが2日程天日干し。
その後「発酵」させます。
乾燥させた葉に霧吹きなどで水をかけ
25度で1日ほど発酵させます。
続いて葉を良く揉んでから乾燥させたら
甘茶の茶葉の完成です。
葉は収穫時は苦く、
乾燥と熟成を行う間に甘くなります。
甘茶の甘み成分は「フィロズルチン」といい、
砂糖やしょ糖の約500~1000倍の甘さになります。
煎じすぎるとお茶特有の渋みが出るので
気をつけましょう。
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甘茶の効能や効果は?カロリーはどれくらい?
甘茶は健康茶!
もちろん効能があり、
「サポニン」という成分を含んでいて、
・疲労回復
・老化防止
・ストレス解消
・糖尿病
・高血圧
・胃潰瘍
といった効果があるとされています。
甘茶に含まれているサポニンは
特に注目されていて、
中枢神経の鎮静作用があることから、
心を落ち着かせるのにとても効果があります。
また、”甘茶メタノールエキス”は
花粉といったアレルギー性疾患の方や
アトピー性皮膚炎といった疾患の効果も期待されています。
他にも・・・
・歯周病対策
・抗酸化作用
・胃粘膜保護作用
・利胆作用
といった優れた効能を持ちます。
甘さがあるのに対してカロリーはゼロ!
ノンカフェインなので小さなお子さんや
妊婦さんにも安心して飲めるお茶です。
甘茶とお釈迦様は以外な関係があった!?
甘茶は、お釈迦様の産湯でした。
というのもお釈迦様が誕生した際、
その誕生に喜んだ天に住む九頭龍が慶び、
甘露を産湯に注いだと言われています。
その故事より、
お釈迦様の誕生日である4月8日に
お釈迦様の誕生仏に甘露に見立てた
甘茶をかけて祀る様になりました。
花祭りに甘茶をお釈迦様にかける理由は??
花祭りの名前の由来は、
お釈迦様が生まれた場所である
ルンビニー園の花園からとされています。
ネパール南部タライ平原にある小さな村、
仏教の八大聖地の1つであり、世界遺産でもあります。
実際にルンビニに行くと、
お釈迦様が誕生した場所を見る事が出来ますよ。
また、甘茶に至っては一般的な「あじさい」は
毒性があるので、手作りの際は注意してくださいね!
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