ちょっと奮発して箱に入ったウニを買ったら
なにやら薬くさいと感じた事はありませんか?
これは”ミョウバン”を使用しているからなのです。
厄介払いされるものではありますが、
私たちの手に渡るためにはどうやら必要なものの様です。
ウニにミョウバンを使う理由は?
抜く方法はあるの?毒は???
いろいろな疑問について解説しましょう!
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ウニにミョウバンを使う理由は?味や臭いって変わる?
「箱に入ったウニは薬臭くて苦い」
などと言われ、
中には苦手だという方もいらっしゃいます。
その薬臭さの元は「ミョウバン」で、
ウニから発しているニオイではありません。
なぜ、ウニにミョウバンが使われているのか?
その理由は「形」を保つために使用されています。
ウニの加工場では
そっとウニの殻をわって中を取り出し、氷が入った
海水濃度程度の塩水に入れて鮮度を保って行きます。
この状態を「塩水ウニ」といい、
これも市場に渡っていますが2日程で溶けてしまいます。
そこで、ミョウバンを塩水の中に入れて
形を保つ様に施してから市場に出回るものですが、
ミョウバンの量が多いと薬臭く、
苦味があるウニとなってしまいます。
あまり質の良くない安いウニに多く、形も崩れやすいので
ミョウバンを多く使わないとその形を保つ事が出来ないのです。
ウニの旬な時期!産地で旬なシーズンが違う!?
お寿司屋さんなどでも
箱に入ったウニを使っていますが、
質のよいものであるため薬臭さを感じないのです。
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ミョウバン不使用のウニの見分け方やその抜き方は?
ミョウバン臭くないウニを見分ける方法は?
素人目には非常に難しいです。
信頼出来る場所で買うことが最大のポイント!
他には殻つきのウニを取り寄せるか、
形はあまりよくありませんが、
塩水ウニを購入するかに尽きます。
ミョウバン臭さをとる方法
1.海水ほどの濃度の塩水を作ります
2.そこへミョウバンが強めのウニを入れて
しばらく漬けておきましょう。
3.ザルなどにそっとあけて水気を軽く切ります
1.海水ほどの濃度の塩水を作ります
2.そこへミョウバンが強めのウニを入れて
しばらく漬けておきましょう。
3.ザルなどにそっとあけて水気を軽く切ります
そのまま食べたり
ウニ丼などでも美味しくいただけます。
ウニに使うミョウバンは殺菌作用や毒性がある?その濃度は??
本来、板ウニにする際の
処理濃度は、水温20~30度で
濃度0.25%のミョウバン海水を使い、
漬けるのを4分以内に抑えることが、
ミョウバン臭さや渋み等の無い
板ウニを作るのに最適な方法であるとされています。
また、ミョウバンは殺菌作用を持ちますが、
毒性も持ち30g摂取して死亡した例もあります。
他にはミョウバンに含まれるアルミニウムは
食品添加物として厚生労働省でも
使用基準を定め規制する方針を決めるほどです。
ウニの加工に含まれるミョウバンに限った話ではなく、
ケーキなどに使われる
ベーキングパウダーなどもミョウバンが含まれています。
気になる場合はどんなときでも、
板ウニを購入したら塩水に漬けた下処理は行うか、
塩水ウニか殻つきを食べた方がよさそうですね。
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