朝起きたとたん、首や首周辺が痛い!
寝違えの経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
痛くて首が動かせない、少し動かしただけで痛みを感じるなど、
なかなか大変ですよね。
実は寝違えた時に間違えた処置をしてしまうと、
そのせいで症状を悪化させてしまうことがあります。
正しい処置を知っておくことが大事なのです。
そこで今回は、なぜ寝違えてしまうのかという原因と、
寝違えた時に出る症状を悪化させないための対処法をご紹介します。
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寝違える原因は?
一般的に言われる「寝違え」とは、
医学的にどのような原因がありどのような病態なのでしょうか?
実は寝違えと言われるものに正式な疾患名というのはなく、
頸椎周辺の痛みの総称として急性疼痛性頚部拘縮という呼び方がされています。
起床時の首のピリッとした痛みは、
首周辺のじん帯・筋肉の炎症や損傷によって起こる症状なのです。
寝違える主な原因として、
睡眠時の身体の動きや姿勢、身体的・精神的ストレスや
合っていない寝具などが挙げられます。
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対処法も間違えると悪化する!?寝違えた時の正しい対処法は1つ
寝方によって誰にでも起こり得る寝違えは、
それゆえ対処法などもたくさん挙げられています。
しかし寝違えた直後の対処によっては、
痛みなどの症状が悪化してしまうことがあります。
まず寝違えた直後にするべき正しい対処は、
痛みが和らぐ楽な位置で首を動かないようにすること、ただ1つです。
痛みを感じて48時間程は、鎮痛成分が配合されている
冷シップを1時間程(長時間は避けましょう)貼付するのもおすすめです。
逆に避けるべき対処法としては、
首を動かしたり手で触れることです。
つまりストレッチや揉んだりなどしてしまうと、
首周りの損傷あるいは炎症を悪化させてしまう恐れがあるということです。
また、長時間のアイシングも筋肉の血流が悪化してしまい
炎症の回復、寝違えの症状の回復が遅くなる可能性があるのでおすすめではありません。
寝違えの症状を悪化させないためには、
寝違えた直後の対処はポイントになるので気を付けましょう。
痛みが和らいで安定期に入るまでは、温めるのも避けるようにしましょう。
寝違えた背中や肩の痛みの治し方は温める?
下記動画では、寝違えた時に首以外のツボを使った治し方が紹介されています。。
手と足のツボですが、ぎっくり腰にも効果的だそうです。
ぜひ参考にしてみてください。
悪化して治らないのはただの寝違えではないケースも
通常の寝違えは起床時に痛みを感じても、
数時間から数日で改善し治癒していきます。
なかなか治らない、症状が悪化し痛みが強くなっている場合は、
ただの寝違えではない可能性もあります。
例えば、ひどい肩こりだったということもありますが、
頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚椎症性脊髄症など
椎間板に疾患があり起きている症状である恐れがあります。
あるいは、転移性脊椎腫瘍や脊髄腫瘍などの腫瘍が原因であるケース、
強直性脊椎炎や関節リウマチなど年齢とともに
発症しやすくなる疾患などが要因となることもあります。
首の痛みの他にも、手足のしびれや目の奥の痛みなど
症状が悪化していると感じる場合は、
一度、整形外科を受診し他の疾患の可能性を調べてみると良いでしょう。
寝違えの症状を悪化させないためには、
痛みを感じた直後の対処がカギとなります。
間違った処置で悪化させないよう、
また症状が悪化していると感じる場合は早めの受診をするなど、
適宜対応するようにしましょう。
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