熊谷草(クマガイソウ)という植物をご存知ですか?
あまり耳慣れない花の名前を聞いた時に、
色々と調べると思います。
熊谷草って一体どんな花?
どこに咲いてる?特徴は?
今回は熊谷草についてご紹介したいと思います!
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熊谷草とはどんな花?花言葉や開花時期はいつ?
熊谷草(クマガイソウ)は野山に咲く花の1種で、
ラン科アツモリソウ属の花。
主に日本や中国、台湾等といった
アジア圏の竹林や林に群生しており、
地下茎を伸ばし増えて行く特徴を持っています。
草丈はおよそ20~40cm。
扇形に広がる多きな葉の中央から
ラン科特有のふんわり膨らんだ唇弁を持った花を咲かせ、
見るからにラン科の花であることがわかります。
その花姿が昔、武士が背負っていた母衣(ほろ)に
似ている事から和名はアツモリソウと呼ばれてます。
これには源平合戦(治承・寿永の乱)に登場する
熊谷直実と平敦盛に由来するといいます。
他に属名キプリペシジウムより、
・キプロス=ビーナスの島
・ペディロン=上靴
という言葉から
ビーナスのスリッパなどの意味も持っています。
開花時期は4~5月頃。
俳句の季語として用いる場合には晩春とされています。
なお、花言葉は、
・見かけ倒し
・気まぐれな美人
・闘志
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熊谷草の育て方や栽培方法!値段は?
熊谷草は現在数が減少している状況です。
環境省レッドデーターブックにおいても
絶滅危惧種に分類されている程です。
そうした事で日本の熊谷草は栽培は出来ませんが、
園芸用に代用され出回っているものに、
台湾熊谷草(タイワンクマガイソウ)があります。
熊谷草を購入したい場合は、
高山植物や野草の販売をしているお店で手に入りますが、
およその値段は2~3,000円する様です。
台湾熊谷草は日本の熊谷草よりも
根が短く、育てやすい様です。
苗を植えるならば5~6月頃。
直射日光の当たらない軽く日が射す程度の場所に!
葉が焼けてしまうと翌年の開花に影響を及ぼします。
さらに暑い気候も苦手であるので、
夏は風通しよい半日陰で育てる事をすすめます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与え、
鉢の中が根で一杯になってしまったら大きめの鉢で育てて行きます。
熊谷草が見れる群生地はどこ?
熊谷草は北海道の南から九州地方の山林で
自生している事が多く、その群生地は広く渡ります。
埼玉県さいたま市見沼区の「北本自然観察公園」や
同じく埼玉県所沢にある「多聞院」の境内。
愛媛県新居浜市別子や間にある
「清じいちゃんのクマガイソウ」と呼ばれる
その名の通り清じいちゃんが自宅の庭先で育てており、
開花の時期にはちょっとした観光スポットになっている様です。
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