男の子の節句として端午の節句に
五月人形を飾る風習が日本には古くあります。
子供の頃はそれがちょっと怖く見えましたが、
大人になると気品と強さを持ち合わせていて
男の子の節句に
とても相応しい飾りであるとしみじみ思います。
五月人形はいつ飾るかご存知でしょうか?
そしてその飾り方やいつまで飾る?
五月人形の飾り方など様々な疑問にお答えします!
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五月人形の飾る場所は?飾り方の方角などあるの?
五月人形など節句の人形を飾るのに
やはり吉方など気にされる方も多い様ですね。
実際に五月人形には厳密な決まり事はなく、
多くは人が集まるリビングや
広間などに飾るのが一般的の様です。
ただし、置く場所は気をつける事が必要です。
・直射日光の当らない場所
直接日光が当ると人形など色あせます。
もしも窓際しか置く場所がない場合には、
障子やカーテン越しなど弱い光程度で涼しい場所にしましょう。
・玄関はNG
光も当らず湿気の多い場所で、
埃をかぶりやすい場所でもあります。
そして玄関は格式の高い場所ではありません。
・キッチン、部屋の角は避ける
キッチンは湿度が高く油が空気中に浮遊します。
温度の変化も激しいのでNGです。
また、部屋の角も空気の流れが悪く
埃っぽいところで人形が痛みやすくなります。
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五月人形はいつからいつまで飾るの?
五月人形を飾り付けする日には決まりがなく、
一般的に春分が過ぎてから
お日柄のよい日に飾り始める事が多い様です。
遅くても5月5日の1週間前までには
飾ることをお勧めします。
鯉のぼりの矢車や吹き流しに込められた意味は?
また、いつまで飾るのか?
については実際には一年中飾ってもよいものです。
地域によっては一年中飾るところもあります。
五月人形の鎧兜は命を守る象徴と
されていましたので、インテリアとしても優れているので、
こまめなお掃除が出来る場合には
気軽に飾っておいてもよいものです。
住宅事情などもあるので、
多くは5月中旬頃までに片付ける方が多い様です。
五月人形の飾る敷物!もうせんとは?色も決まってる!?
五月人形は飾りが全て
一式揃った状態で梱包されている事が多く、
多くは「毛氈(もうせん)」と呼ばれる
羊毛や獣毛を元に織られた現代で言う
”フエルト”生地の敷物です。
日本の最古の毛氈(フエルト)は、
正倉院所蔵の毛氈と言われています。
五月人形の場合は「緑」の毛氈を使用。
古く結納では結納返しに緑の毛氈を用意した
・・・という云われがあります。
赤い緋色毛氈と呼ばれる雛人形に飾る毛氈については
赤は厄を祓うと意味がありますが、
五月人形の緑色の毛氈についての云われは
はっきりとした云われが見つかりません。
しかし、新緑の季節に相応しく、
重厚感のある五月人形に鮮やかな緑色の毛氈は
とても美しく人形が映えますね。
ただ、絶対に敷かなければいけない!
という訳ではない様です。
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