慢性呼吸不全 原因 症状 治療

トレンド豆知識

慢性呼吸不全の原因や怖い症状!治療方法は?


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呼吸器系の疾患として、
実はひとつの疾患と定まっておらず、


様々な疾患の結果で呼吸機能が
正常に働かなくなってしまい、

常に酸素の投与などが
必要になってくる「慢性呼吸不全」


ここでは、慢性呼吸不全の原因や
症状などについて提案していきます。


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慢性呼吸不全の原因は?


慢性呼吸不全を起こす主な疾患には、


・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・肺結核後遺症
・肺繊維症(間質性肺炎)
・肺がん


などがあります。


慢性閉塞性肺疾患(COPD)

喫煙や大気汚染などの有害物質を
長期に渡って吸い込むことにより、


肺への空気の循環が正常に働かなくなり、
徐々に呼吸が出来なくなる疾患です。


その症状はタイプ別に分かれていて、
以下の様な症状が起こります。



1.気道病変:慢性気管支炎

空気が通る気道(気管支)の表面に、
慢性的な炎症を起こし、粘液の分泌が増えます。


また、気道の壁が厚く膨張し、
気道が狭くなってしまうため、

空気の出し入れが出来にくく
咳や痰が続くのがこのタイプです。



2.気腫(肺気腫)

肺の慢性的な炎症により、肺胞が
破れ癒着し、肺に空気が溜まって
肺自体が膨張してしまう状態をいいます。


古いゴム風船の様に弾力がなくなり、
膨張した肺が気道を潰してしまうので、
空気の出し入れが出来なくなるのがこのタイプです。



肺結核後遺症

今では少なくなった結核ですが、
昭和30年代に結核が感染し、

それにより効果的な治療がなかったために、
その影響下から呼吸が出来なくなった疾患です。


結核菌の増加を抑える為に、
肺の切除や肋骨の一部の切除し、

肺を圧迫したりで、治癒した部分が
縮んだり、手術によって容量が
小さくなった分、1度に吸える空気量が激減します。


他にも肺を覆っている膜の膨張や、
手術等で胸郭の変形などから


肺が膨らまず、必要分の呼吸が
できずに息切れを起こしてしまいます。



肺繊維症

肺胞の壁が、繊維組織が増えて膨張し、
硬く縮んでしまうことで、肺に空気を
入れたり、二酸化炭素を排出する

というガス交換が正常に行えず
呼吸が出来なくなる疾患です。



肺ガン

肺から発生するガンに対しての総称です。

肺は、上葉・中葉・下葉と分かれていて、
その箇所のどの様な部分に出来るかにも
よって病名も変わります。


肺に対して発症したガン細胞により
呼吸が妨げられることで、

呼吸が上手にできなくなり、咳が続き、
血痰なども時には起こしやすくなります。


食欲減退による体重減少、疲労感などが出現します。




慢性呼吸不全の症状は?


うまく呼吸が機能しない場合には、

・充分な酸素が取り込めない

・二酸化炭素を排出が出来ない



と言ったことから・・・


食欲低下や、便秘・睡眠障害、
動機や息切れ、身体の浮腫・イライラする

といった変調が起こります。


こうした症状が、1ヶ月以上続く場合には、
慢性呼吸不全と呼ばれます。


重度である場合には、命にも関わるので、
早いうちに受診されることをおすすめします。


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慢性呼吸不全の治療法は??


その疾患の状況にもよって治療法は異なります。


慢性呼吸不全の大半を占める
COPDの場合には、原因になることを辞めること!


例えば喫煙によるものであれば、
禁煙治療を行います。

それと同時に気管支拡張薬や
吸入ステロイド薬、経口ステロイド剤などで治療を行います。



その他に、重度の症状については、
自宅での在宅酸素投与等が必要になります。


・高度慢性呼吸不全例

・肺高血圧症

・慢性心不全対象患者

・チアノーゼ型先天性疾患



などと言った、呼吸器不全と診断され
条件を満たした場合の在宅酸素療法は、保険適用とされます。

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