塩水 飲む

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ひそかに話題になっている
「塩で朝活」というのをご存知でしょうか？

一説によると夏バテしない体づくりにもなるという塩水を摂る生活。

一方で「ソルトウォーターバッシング」という
あまりオススメできないダイエット法が流行ったこともありました。

何も知らない状態ですと、
塩水を飲むことが良いことか悪いことか分からず、
無茶なやり方で体を壊したら大変！

そこで今回は塩水を飲むのは良い効果を出すのか？
飲む限度はどれくらいなのかを調べてみました。

塩水を飲むと健康に効果があるの？

就寝中や運動中にかく汗により、
体の中のミネラルが失われることはご存知ですよね？


ミネラルが足りないと細胞のパフォーマンスを低下させることがあり、
ばてやすく、ボーっとすることも多いのです。

そのため塩水を飲むことで失われた水分やミネラルを補給でき、
細胞修復し、脳と体の疲労回復を高めることができるというのです。


そして塩分の摂りすぎはむくみ発生させますが、
適度なミネラル補給はむくみを解消してくれます。

血流が良くなり生理痛やPMSにも
良い効果が出るという情報もあります。

塩が固まる原因！固まった塩を戻す方法は？

塩水の飲み過ぎは危険？吐くこともある？？

塩水を飲む効果で気になるのはソルトウォーターバッシング。
塩水で体内を洗浄するという方法です。

なんでも、１リットルのミネラルウォーターに
天然塩を小さじ２杯いれて２０分以内に飲み干すというもの。


ソルト・ウォーター・バッシング（以降、SWBと表記）は、
血液と同じ濃度の水により腎臓は水を吸収せず、塩分は身体には吸収されない
と言われています。


このSWBの目的自体、ミネラルを補給するのではなく、
高濃度の塩水で老廃物である腸内の宿便を
完全に出し切ってダイエットにつなげるというもの。

つまり無理やり体内の水分バランスを
崩して下痢を起こすということですよね。


また、空腹時に２０分で塩水を飲むことで、
SWBによる健康被害の危険性を増しています。


これらから考えると、以下に挙げる健康被害が挙げられます。



１．一気に大量の水を飲むことによる胃の内圧の上昇

胃の内圧が上昇することで嘔気や嘔吐が起きます。

場合によっては繰り返す嘔吐によって食道の下部が裂けて
出血してしまうマロリーワイス症候群を起こすこともあります。


２．過剰な塩分摂取で腎臓に負担がかかる

SWBでは高濃度の塩分はカラダに吸収されないと言っていますが、
実は食塩の場合は吸収されるのです。

腎臓が食塩を体外に排出する能力は3日で18グラムです。

一度に小さじ2杯分を摂取するSWBでは
腎臓にとってはキャパオーバーとなり負担がかかるというわけです。


３．過剰な塩分摂取で心臓に負担がかかる

成人の１日推奨塩分量は７g。

この方法は一度に１０g以上なので、
過剰な塩分摂取が心臓に負担をかけます。


４．下痢になり腸閉塞になる可能性がある

下痢により脱水を引き起こすだけでなく、
腸が詰まる＝腸閉塞が起こることも。

大量の食塩水が腸内に入り消化管内容物が急速に移動するので
大腸内でつまりが発生し腸閉塞になる恐れがあるのです。

カラダを壊さない塩水の摂取量は？

マイナスな点もありますが、
ほどよい塩分は健康に良いので適切な量を摂取しましょう。


芸能人がよくやるのは沖縄の海塩などを
“自然塩”を使用したものを水に入れて飲むようにする。



必須ミネラルやマグネシウムなどが
しっかり補給でき、体の循環を良くしてくれるようですよ。

精製された食卓塩だとミネラルは
自然塩ほど入っていないのでオススメできません。


適切な量は水分を取る際に、
500mlに対し自然塩ひとつまみ入れるくらい。

人間は運動時以外にも、
寝ている間に５００mlの水分を失うそうです。


その失われる水分を効率よく摂るために、
ただの水より自然塩を入れて、体の中の体液のミネラルバランスに
近づけて水の吸収率は高める方法が良いそうです。


ばてない体を作るための経口補水液代わりに、
ほどよい塩水を飲む分にはおすすめできます。

間違った摂取方法だけ気をつけましょう。

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