着物 洗い方

トレンド豆知識

自宅でできる着物の洗い方! 正絹を洗濯するときの注意点


112016

着物はクリーニングに出すのが基本ですが、
洗い方が分かれば自宅で洗いたい・・・

そう思われる方も少なくないと思います。

きちんと洗い方を知ってれば
正絹の着物も洗う事ができます。


そこで今回は着物の洗い方について、
ご紹介したいと思います。


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正絹の着物の自宅での洗い方


今では日常着ではなくなりましたが、
昭和30年代までは着物は日常で多く着こなしていて、
家庭で洗うことは当たり前な事でした。


ただ正絹で出来た着物は縮んでしまうので、
水洗いはタブーなものとされています



しかし、ご家庭で洗濯をされている方もいます。
その場合、一切洗濯機の使用はNG

オシャレ着専用洗剤を使用し、
さらにお湯ではなく水で押し洗いをします




溜めた水に洗剤を適量まぜ溶かし、
そこへ着物を静かに鎮めて押し洗い

10分程度つけ置きした後、
しっかりと水ですすぎ洗いをします。


脱水は一切せずにそのまま乾かす事!
これが最大のポイントです。


絹は縮む時に縦方向に縮みが起きる事が多く、
脱水を無理にかけてしまうとシワと縮みの原因となります。

水が滴る状態で乾かす事で水分が下へと重みを加え、
縮みなく乾かす事ができます。


乾かす時には直射日光ではなく、
風通しよい日陰で乾かす様にしましょう。


乾かす前は一旦お風呂場などで干し、
滴らなくなったら外へ出してもいいと思います。




着物のお手入れ「洗い張り」とは?


古くは着物のお手入れには
洗い張りという方法を行っていました。


着物を一旦糸をほどいてから水洗いを行う方法で、
解洗解き洗いともいいます。


洗った後には張りという
板に貼付けて乾燥させる作業を行います。


自宅で張り洗いを行う方もいらっしゃいますが、
最後は自身で縫い合わせなければならないので
多くは専門の職人の方にお願いする事が多いです。


自宅で行う場合は、
反物幅の張り木2枚と前幅用の張り木を2枚、

さらに布地を伸ばす際に必要な伸子針を100本ほど必要で
染め物店などでも販売している様です。


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古い着物やポリエステルの着物の洗い方!臭いの取り方は?


アンティークの着物や古い着物を洗う場合は、
始めにご紹介した洗い方で洗います。


匂いだけを取る場合もあると思いますが、
あまりに酷い時は呉服屋さんや染め物屋さんで、
着物の糸をほどかないで洗い張りをお願いするのも1つです


軽い匂いであれば裏側からアイロンをあてて
表側に当て布をして適切な温度でアイロンをかけます。

かけ終わったら風通しよい陰干しを行いましょう。


消臭剤などでは匂いを消すことは難しく、
変色させてしまうことがあるのでNG


なお、ポリエステルの着物は洗濯機で洗う事ができます。

洗濯ネットに入れてオシャレ着専用洗剤を使用し、
ドライコース、脱水は手短にする事がポイントです。

 

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