毎年5月に福岡市で行われる「博多どんたく」は、
日本最大級のお祭りの一つです。
その出場者数は3万3千人、見物客数は約200万人にも上ります。
博多どんたくが開催される2日間は、
老若男女が様々な衣装を着てしゃもじをたたきながら町を練り歩いたり、
舞台や広場で踊ったりして町中がとても賑やかに盛り上がります。
また、博多どんたくで大きな見ものの一つが「花自動車隊」のパレード。
実は以前は花自動車ではなく「花電車」が使われていたのですが、
現在は廃止されてしまっています。
そのまばゆい花電車の裏にはどのような歴史があったのか簡単にまとめてみました。
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2014年「博多どんたく」の日程・交通規制情報
博多どんたくの日程は毎年5月3日と4日に行われ、2014年も例年通りその日に行われる予定です。
時間は3日が午後1時~午後7時、4日は午後3時~午後8時となっています。
今年はゴールデンウィーク中である上に土曜日・日曜日に当たるので、
仕事がなく博多どんたくに来る方もかなり多いのではないでしょうか?
また、5月2日には前夜祭も行われます。
昨年の前夜祭にはご当地アイドルHKT48も参加しました。
博多どんたくの交通規制に関しましては、
3日は明治通りが午後1時~午後7時、
はかた駅前通りが午前10時~午前11時半まで、
4日は明治通りが午後3時~午後8時、
はかた駅前通りは午前10時~午後1時まで
交通規制がしかれる予定です。はかた駅前通りが午前10時~午前11時半まで、
4日は明治通りが午後3時~午後8時、
はかた駅前通りは午前10時~午後1時まで
花電車と花自動車
博多どんたくの3日4日の両日に花自動車隊のパレードがあります。華やかに装飾された大型トラックが大通りを進み、人気の見ものの一つとなっています。
昭和50年以前は花自動車隊ではなく花電車のパレードが行われていました。
花電車とは、色とりどりの電飾で飾られた路面電車のことで、
福岡市で初めて走ったのは明治43年3月にさかのぼります。
その時は福博電気軌道開通式のために11台がパレードしました。
その後も何度か祝典などがある際に登場し、明るく祝賀ムードを盛り上げました。
第二次世界大戦中は一度途絶えてしまいましたが、
昭和22年に新憲法の施行を祝うために復活します。
博多どんたくでのパレードが始まったのは昭和23年といわれており、
当時「福岡の戦後復興を明るく照らす」ための花電車は、
お祭りに来た人々に勇気と元気を与えました。
しかしその後、自動車などの普及のために路面電車の利用者は減少し、
昭和54年までに全路線が廃止となってしまったのです。
花電車は全路線廃止となる前(昭和50年)に運行が停止されていたらしく、
花自動車によるパレードが始まったのは昭和53年となっています。
意外と深い「花自動車」と「花電車」。
このような歴史を知ってから博多どんたくへ行けば、
きっと楽しく観覧できることでしょう。
今年のゴールデンウィークは是非博多どんたくへ足を運んでみませんか?
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