普段の生活で床に座る機会が少なくなってきています。
しかし、だからこそあぐらをかく機会があると、
足や腰など体に負担がかかってしまうことがあります。
あぐらは座り方としてあまり良くないのではないか?
と心配している方もいるでしょう。
そこで今回はあぐらのメリットやデメリット、
どのようなトラブルが起こるのかなどについてご紹介します。
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あぐらはよくない?メリット・デメリットは?
あぐらは足に良くないという話も耳にしますが、
実際、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
まずあぐらのメリットは、
膝に負担がかからないことです。
よく正座に関しては膝に痛みがある場合、
負担をかけてしまうので避けた方が良いと言われます。
しかし、あぐらは正座と比べ膝にかかる負担が少ないので、
膝痛を抱えている人にもすすめられる座り方です。
次にあぐらのデメリットですが
1つは腰や股関節に負担をかけること、
そしてもう1つが、骨盤の歪みです。
あぐらは膝への負担が少ない座り方である反面、
腰や股関節に負担をかける座り方だと言われています。
なぜならあぐらは膝を外側に向けて足を組むため
股関節に負担がかかり足の組み方によっては左右の股関節にズレが生じます。
そしてあぐらをかく時、バランスをとるため
座る姿勢が前傾になり猫背となるため腰に負担がかかります。
この猫背は腰だけでなく首にも大きな負担をかけやすく、
腰痛やストレートネックなどの原因となることがあります。
また、あぐらは足の組み方が左右非対称になる座り方のため、
骨盤の歪みを引き起こす可能性があります。
そのためあぐらをかいて長時間作業するというのは、
身体に不調を起こしかねない動作だと言えます。
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あぐらで足がしびれるのはなぜ?
正座を長時間していると足がしびれるのは、
多くの人が経験したことがある現象でしょう。
実はあぐらでも足がしびれるということがあるのですが、
あぐらは足首から膝までの下腿部に体重がかかることと、
総腓骨神経という下腿部の皮膚に近い部分の神経が関係しています。
総腓骨神経は枝分かれしながら下腿部を通っており、
皮膚に近いがためにあぐらによる影響を受けやすく圧迫され、
総腓骨神経と繋がる他の神経に酸素が行き届かなくなることが原因なのです。
つまり、あぐらをかくことにより、
血管や神経の圧迫されることで血行不良になり、
酸欠のような状態になってしまうことで足がしびれるのです。
また腰痛持ちの方もあぐらを長時間続けることで
足にビリビリとしたしびれを感じることがあるようです。
あぐらをかくと足が短くなったり太くなる?
あぐらをかいていると足が短くなる、足が太くなるという話を
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
これらは、あぐらのデメリットである
骨盤の歪みや股関節のズレからと言われています。
しかし、しっかりと骨盤を起こし
正しいあぐらの座り方をし、適度に足を組み替えることで、
足が太くなったり短くなるなどの問題は起こらないと言われています。
しっかりとしたあぐらをかくためには、
骨盤を立てるという意識をすることが大切です。
ここでおすすめなのが少し体を前傾にした状態で
おしりをできるだけ突き出し、そこから状態を起こしていくことです。
こうすることで自然と正しい姿勢をとることができます。
これを意識しクセつけてしまえば、
あぐらのデメリットである猫背を解消することができます。
あぐらは楽座または安座と呼ばれており、
正しい座り方をすれば安定感があり、楽な姿勢と言われています。
意識をしながら少しずつ正しいあぐらで足への不安をなくし、
楽にあぐらをかけるようになっていきましょう。
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