ふとした時に、
指や手の関節が痛むということはありませんか?
ケガをしたわけでもないのに、なぜか痛む・・。
それはもしかすると
体からの病気のサインかもしれませんよ!
指の関節痛に隠れた原因をご紹介します。
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指の関節痛が起こる原因はなぜ?
指や手の関節は日常の中で
使う頻度が高く、動きも繊細です。
そのため他の関節よりも
負担がかかりやすいという面があります。
筋肉・靭帯・神経などが複雑に入り組んで形成されているので、
長時間の作業や加齢などが原因となり、
関節の周りが炎症を起こしたり、
神経が圧迫されて痺れたりということもあります。
日常の中では、ゴルフなどの指や手に力を入れるスポーツ、
編み物、パソコン作業などが原因として考えられます。
他にも病気が原因となって
関節痛が引き起こされている場合があります。
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朝のこわばりには要注意!関節痛の原因となる病気は?
では、具体的に関節痛の原因となる病気について見ていきます。
・関節リウマチ
関節の痛みと聞いて、まず最初に思いつくのが
このリウマチではないでしょうか?
関節リウマチは、免疫機能が正常に働かず、
本来、守るべき自分の体を攻撃してしまう病気。
朝起きた時に手や指がこわばるのが特徴で、
関節に痛みや腫れを引き起こします。
症状が進むと、関節の痛みや腫れは全身に広がり、
骨や軟骨が破壊され関節が変形してしまいます。
・へバーデン結節
これは指の関節の腫れ・痛み・変形が起こる病気です。
親指以外の指の第一関節に症状がでるのが特徴です。
関節の表面が腫れたり膨れ上がったりし、
水ぶくれのようなものができることも。
原因はまだわかっていませんが、
40歳以上の女性に多くみられる病気です。
・ブシャール結節
へバーデン結節が第一関節に症状がでるのに対し、
ブシャール結節は第二関節に症状がでるのが特徴です。
痛みは個人差があり、
第二関節が膨らんで変形してしまいます。
発症した人の約9割が女性で、
ホルモンバランスの異常に原因があるのではないか?
・・・と考えられています。
・母指CM関節症
親指の付け根の関節が腫れる病気。
物をつかんだり、つまんだりという動作で痛みが出ます。
・腱鞘炎
指や手の使いすぎによって腱鞘に起こる炎症。
曲げ伸ばしがスムーズにいかなくなり、
放置しておくとへバーデン結節を引き起こすこともあります。
指の関節痛になった時の治療や対処法は??
指や手の関節に痛みを感じる時には、
一度、作業を止めほぐすように優しくマッサージをしましょう。
お風呂に入っている時など温めながら行うと、
関節の筋肉の血行がよくなり効果的です。
最近ではパソコンやスマホの普及によって、
常に指を使っているという人も多くなっています。
使いすぎには気をつけ、
指や手を休める時間をとることも大事です。
普段の生活に気をつけても症状が改善されない場合は、
病気が原因となっていることが考えられます。
関節にまつわる病気にみられる、
腫れや水ぶくれなどの症状が出た時には整形外科に受診。
へバーデン結節・ブシャール結節・母指CM関節症は、
治療によって痛みはなくなりますが、
関節が変形してしまうと戻すことはできません。
早めの受診が大切です。
関節リウマチの治療は現在大変すすんでます。
完治とまではいかなくとも
寛解といって症状がほとんどない状態まで
治療することができるようになってきています。
関節リウマチの診断には血液検査などが必要になりますので、
関節の痛みが改善されない、朝のこわばりが続く・・・など
症状があれば整形外科やリウマチ科のある病院で受診しましょう。
指の関節痛には、使いすぎだけではなく、
病気のサインが隠れていることもあります。
普段の生活で休むことを心がけ、
少しでも不安を感じるようなら早めの受診をしましょう!
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