カナムグラの実は花粉症の症状に関係してる？除草方法！

”カナムグラ”って聞いた事ありますか？

結構目にしている植物で、
道端や畑の周辺とかあちこちで見られる物です。

実はかなりタフな植物、
そしてアレルギーの原因だったり・・・。

今日は、『カナムグラ』についてご紹介しましょう！

カナムグラとはどんな植物？除草や駆除方法は？

カナムグラとは、
クワ科の一年草で、つる性の植物です。

和名は「鉄葎」

「カナ＝鉄」
「ムグラ＝草が繁茂し絡み合った様」

強靭なつるを鉄に例えたことで
この名が付いたとされています。

茎や葉柄にびっしりついている
小さなトゲで周辺のものに
絡みついて日本全国で生息しています。

除草や駆除の方法は、
素手で抜いたりなど行えば

トゲでケガをしたり、
肌が荒れる可能性もあります。

長袖のナイロン素材の上着と、
ゴム引きの軍手など準備した上で行ってください。

一年草であるため、
除草すれば絶えてしまいます。

カナムグラの実はどんなもの？

幾重にも苞（ほう）で包まれた中に
凸レンズ型の約５mm程度の
カナムグラの実が見られます。

種を包む全体を果穂といい、
カナムグラは雄雌異株です。

雄株は上向きの円錐花序。

雌株は下向きの球果の様な花序を付けます。

実はカナムグラはビールの苦味成分である
ホップと同属・近縁種なので
見た目にもホップに似ています。

カナムグラは葉・実・根
すべて薬用と使用できます。

実については煎じて飲むと
胃腸を整え丈夫にする働きがあるとされています。

しかし、ここはホップと
似ているだけあって、苦味があります。

他に乾燥させて粉末にしたものを
酢で練った物を腫れ物などに貼ると
たむしに効果があるとされています。

実は漢方薬の１つで、
実際に処方されることもあります。

カナムグラは花粉症やアレルギーの影響・症状は？

実は秋の花粉症を引き起こす植物に、
カナムグラが入ります。

スギ花粉などよりも強烈ではありません。

カナムグラの終わりに近い9月～10月頃、

一般的によくある目のかゆみや
肌のかゆみ、鼻のムズムズ感や
くしゃみなどがある場合には

カナムグラの花粉による症状の場合もあります。

秋の花粉症の症状と処置！

ちょうど、セイタカアワダチソウなども
花粉の時期にあたるので、

カナムグラの花粉症の症状という
特別な特徴はありませんが、

アレルギー物質が含まれている事は確認されています。

アレルギー反応を起こす場所周辺に、
はっきりカナムグラ以外の
アレルゲンが無いとされている場合にだけ、

確実にこれだ！という断定は
出来る可能性があります。

なお、カナムグラの実が
ビールの苦味成分に使われる事はありません。

しかし、カナムグラがアレルゲンの方が、
ビールの苦味成分ホップに対して

反応するかどうかは
まだはっきり解明されていません。

万が一、カナムグラでアレルギー反応が
出て、同じ時期に飲んだことにより

同じ症状が起きた場合には、
すみやかに耳鼻科で診断してもらうのがベストです！

　　Sponsored Links