夏から初秋にかけての季節を
漂わせる「セミ」
寿命は短命で
たった1週間しか生きられない・・・
なんて言われていますが、
実際そうなのでしょうか?
今日は、セミの寿命についてお話します。
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セミの寿命ってどれくらい??
セミの寿命は実際には1週間ではなく、
もう少し長く生きます。
羽化した後、鳥やカマキリ・人間といった
天敵に遭わなければその寿命は
3週間~1ヶ月程度と言われています。
では、なぜ寿命が短いと
言われ続けて来たのでしょうか?
それは、セミの成虫の飼育が
非常に困難であるため、捕獲後、
すぐに死んでしまうことから来ています。
セミは糖分の高い樹液を吸い生きています。
そして、樹液以外には口にしません。
その為、他の昆虫の様に昆虫ゼリーや
そうしたものを与えても
食べる事をしない為、飼育が困難です。
では、樹木を入れれば良いのか?
という訳ではありません。
勝手に樹木を切ることは
喜ばしいことではありませんし、
セミの為には捕獲せず、
自由にさせてあげることが一番です。
セミの寿命って最長どれくらい?
セミにはいくつか種類がありますが、
昆虫の中では長寿といわれています。
昆虫の大半は1年以内とされ、
長くても数年、小型のハエなどは
卵から成虫、そして死ぬまで
わずか数週間という短命なものも居る位です。
さっきは1ヶ月くらいって言ってなかった?
とお思いですよね。
セミは卵からふ化した後、地中に潜り
木の根から樹液を吸って成長します。
地中にいる時期は種類に寄って
異なりますが、およそ2年~
長いもので7年と言われています。
そこから地上に出て羽化し、成虫として
生きますが、卵からふ化した年数から
考えたら長寿であると言われている訳です。
そして成長してから天敵などに遭わなければ、
1ヶ月程度生きるという訳です。
中でもアブラゼミは非常に
長寿で、5年~7年。
アメリカには、13年セミや17年セミ
といった種類もいます。
つまりはセミの一生の殆どは幼虫であると言う事です。
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セミの寿命と素数の意外な関係!
まず、「素数」のお話を簡単にお話します。
素数とは、1より大きい整数で、
1とその数以外で割り切れない数のことを言います。
例えば「14」は7や2で割り切れますが、
「17」は割り切れないので素数となります。
そうした素数とセミには
とても興味深い関係があります。
先にも触れましたが、セミには
13年セミと17年セミがいます。
17年セミの場合には、土の中で17年を過ごして、
短い成虫の時期を過ごした後、
卵を産み子孫を残すセミの事を言います。
そしてこうしたセミは、
17年や13年に大量発生します。
それが驚くほど正確で、
研究されている方もいるほどです。
こうしたセミを「周期セミ」といい、
大きな素数であれば
種類の違うセミと交雑する可能性は、
221年に1度しか巡って来ないため、
子孫が滅ぶ事がないという説が有力の様です。
しかし、太古からその数字を延々と繋いできた
優れた体内時計の秘密は定かではありません。
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