冬の遊びの1つに「かるた」がありますが、
年齢問わず幅広い方が参加する
『競技かるた』はご存知ですか?
今では学校などでも行われ、
瞬発力や記憶力、精神力を試されます。
今回は競技かるたについて注目してみましょう。
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高校や大学でも盛んになった競技かるたのクイーンや名人になるには?
競技かるたは、いわゆる百人一首の大会で、
毎年滋賀県の近江神宮で行われています。
参加するには全日本かるた協会に登録し、
会員になる必要があります。
初段から十段までの昇段基準が設けられていて、
八段までに名人とクイーンがあります。
「名人」の称号は男性が対象となり、
同等の称号に女性は「クイーン」と称されます。
漫画「ちはやふる」で人気もあってか、
高校や大学などで競技かるた人口も増え、
団体戦も盛り上がりを見せています。
特に高校生は、小倉百人一首巻頭である
天智天皇ゆかりである近江神宮を始めとして
大津市内各会場で「高校生選手権」が実施され、
参加者は過去10年前の3倍近く増えたそうです。
他にも「職域学生かるた大会」などもあり、
例えば職域学生かるた大会の場合には、
5人形式での団体戦で3勝した方が勝ち点を獲得、
登録は8人までで主将から八将まで順を決めます。
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競技かるた初心者の練習!配置や定位置の並べ方や決まり字の覚え方は?
競技かるたを始めて見よう!とすると
まずは「決まり字」を覚える事が必要です。
決まり字とは、ここまで聞けば札が取れる様になる
札により1~6文字の長さの決まり字があります。
また、「大山札」というものもあり、
・わたのはら
・あさぼらけ
・きみがため
6字決まりの札といい、6文字目まで聞かないと
判断が出来ないものとなっています。
覚え方は千差万別で、例えば100枚の札の
決まり字を読んで行く「流し」という練習があり、
今ではスマートフォンアプリなどもで出ています。
また、競技かるたは自分の陣地の札は
自由に並べ変えて良い事となっています。
100枚の自陣の並べる位置を決めておき、
25枚並べる際にその位置にしたがい並べます。
【例】
む・す・め=右下段
わたのはらこ・わたのはらや=左中段 など
む・す・め=右下段
わたのはらこ・わたのはらや=左中段 など
表を作りまとめておくと、
バランスのよい定位置が作れます。
重要なのは相手が取りにくく、
自分は取りやすく配置することです。
競技かるたにはどんなルールがあるの?
競技かるたの基本ルールはご存知かと思いますが、
読み手が読み上げる歌の上の句を聞き、
出来るだけ早く下の句の書かれた札を取っていく競技です。
詠まれた札が無い陣地の札に触れた場合は
「おてつき」となり、
相手側より札を1枚譲り受けます。
試合の流れは百人一首100枚を
裏に向けてよく混ぜ互いに25枚ずつ取り、
自分の陣地(自陣)に3段に分けて並べます。
これにも規定があり左右87cmとされています。
相手の陣地にも同様に並べられ、
残った50枚は使いません。
敵陣の札を取った場合は相手に1枚贈り
自陣の札を1枚減らすという流れで、
審判などは居ませんが、自陣の札を
早くゼロにした方が勝ちとなります。
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