お盆 なす きゅうり 名前

トレンド豆知識

お盆で見るなすやきゅうりの馬の名前?どんな意味があるの??


2014-05-22_055745

お盆によく見る
きゅうりとなすを使った馬型の置物


なんの為に作り、置くのかご存知ですか??


今日は、お盆に見る
なすときゅうりの置物”についてご説明します。


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お盆時期のなすやきゅうりで作る馬の名前は?


お盆時期に見かける
なすやきゅうりで作られてる馬。


この馬の名前は

精霊馬(しょうりょううま)

と言います。


きゅうりが『馬』
なすが『牛』を表しています。


お盆の季節にご先祖様などの霊を
あの世とこの世を渡らせるために
作る乗り物の意味
があります。



一説には、迎え火には
早く帰って来れる様にと
足の速い馬に先祖の霊が乗り帰って来て、


送り火にはゆっくりと供物を
持って帰るのに牛に乗せて帰ると言われています。




お盆のなすやきゅうりの馬の置き方や飾り方は?


精霊馬の置き方は、
お仏壇に飾るのではなく
盆棚を作るとされています。


地域によっては作り方など様々ですが、
精霊馬はこの盆棚に飾ります。


一般的な盆棚は、正面に位牌などを
置き季節の果物や砂糖菓子、水などを供えます。


精霊馬の置き方は、
迎え日は位牌に向ける様に内側

送り日には位牌に背を向ける様に
外側と向けて置く様にします。

精霊馬の作り方や処分の仕方!


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お盆の馬になすやきゅうりを使う意味は?


古くはきゅうりやなすではなく、
真菰(まこも)といわれるイネ科の草で
馬型の人形で精霊馬を作り飾っていました。


今でも地域によっては、
真菰の馬で迎えるところもあります。




なぜ、きゅうりやなすで精霊馬を
作り始めたのか??は、いろいろと説ありますが、

旧暦7/7がお盆とされていた時代がありました。



それには、日本には7月の
満月の頃(15日)に先祖の霊を祀る風習と、

その前の半月(7日)に準備を行う
棚機女(たなばたつめ)の風習がありました。


7月の満月に先祖例を祀る風習と、
仏教の盂蘭盆と繋がり棚機女の風習が

中国の乞巧奠と結びついて日本独特の
お盆と七夕になったとされています



そのため、7/7の七夕は
お盆の準備を始める日でありました。



七夕は、棚機女として選ばれた女性が、
7/6~7/7にかけて神様に奉納する機を折り、


7日には機を棚に収め禊をするという
風習から、棚機=七夕
呼ばれる様になったとされています。


この時に飾られたのは、
真菰で作られた七夕馬や
なすやきゅうりで作られた七夕馬です。


それがその1週間後に行われる
お盆の精霊馬に変化したものだと言われてます。


旧暦の7/7は、新暦でいう
7/31~8/29頃をさします。

なすもきゅうりもその時期に収穫される野菜です。


七夕の七夕馬(精霊馬)に、
なすときゅうりが選ばれた理由には、


・その時期に穫れる野菜であったこと

・中国の七夕の伝承

この2つが考えられます。


中国伝来の七夕には、
牽牛が織り姫の父親の言いつけに反し、

天の瓜(きゅうり)を盗み食いしたため、
瓜(きゅうり)の水分が、天の川になった!

と言う節があるので、
七夕ときゅうりについては関連が見られます。



一方「なす」にいたっては、仏様が座る
蓮の台座「うてな」に形が似ていることより、

なすのヘタ部分を「うてな」というところから関連が見られます。

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